内蔵山展望台であるヨンジャデ亭子から眺めた内蔵山の全景=26日、井邑
[全羅北道・井邑=オ・グムファ]
[写真=オ・グムファ]
「春・白羊、秋・内蔵」という言葉がある。内蔵山(ネジャンサン)は美しい。しかし、秋の内蔵山はもっと美しい。「山の中に、宝が無限に隠されている」として「内蔵」という名前を付けるほど内蔵山は昔から秋の紅葉が美しく、韓国を代表する8景の1つに挙げられた。
26日、コリアネットは少し早い時期に内蔵山国立公園を訪れた。到着してみると、紅葉の見ごろを過ぎた雪岳山(ソラクサン)や智異山(チリサン)に比べ、内蔵山の紅葉はようやく少しずつ色づいていた。秋が終わる時期まで紅葉を楽しむことができる内蔵山は、苦労して山を登らなくても秋の美しい紅葉を十分満喫することができた。コリアネットはこの日、自然愛の道~羽化亭(ウファジョン)~展望台~紅葉トンネル~内蔵寺~圓寂谷(ウォンジョクゴル)の自然散策路を順に歩いてみた。
▣ 内蔵山の始まり、自然愛の道と羽化亭
自然愛の道は、老若男女誰でも気軽にに森林浴を楽しみながら紅葉を見物できるように造成された遊歩道だ。 全長2.6kmで、約40分の探訪時間が散策するのに40分ほどかかる。 内蔵山国立公園に進入する錦仙橋から始まり、牛花亭まで続くコースだ。
自然愛の道の入口からケーブルカーに乗れる内蔵山の探訪案内所までの区間をシャトルバスがあるが、少しでも早く紅葉を見たいならこの道を歩いてみることをおすすめする。散策の途中には、自生植物観察院や生態を解説する案内板など、訪れた人が自然を身近に感じられるような施設がいたるところに見られた。
内蔵山の探訪案内所から遠くないところに位置する羽化亭は、内蔵山国立公園を代表する紅葉撮影のスポットだ=26日、井邑
自然愛の道が終わるころに、内蔵山国立公園の代表的な記念撮影スポットがある羽化亭(ウファジョン)が見えた。羽化亭はかつてコンクリートの構造物だったが、2016年に八角屋根の形をした韓屋亭子として再建され、内蔵山の美しい名所として誕生した。澄んだ湖の上に赤く染まった紅葉と静かな東屋が照らされた風景は、まるで一幅の水彩画を見ているようだった。
▣ 内蔵寺に通じる、108紅葉トンネル道
羽化亭から遠くないところにある内蔵山の探訪案内所からもう少し歩いていくと、一柱門が見えてくる。その後に続く道が、有名な内蔵山「紅葉トンネル」だ。108本のカエデがトンネルのように茂って道ができたため、108紅葉トンネル道とも呼ばれる。内蔵山の圓寂谷自然観察路に進入する前の、一柱門から内蔵寺まで続く比較的短い散歩コースだ。
毎年秋になると、きれいな赤色に染まった紅葉を楽しむために訪れる観覧客で、紅葉トンネルは人で賑わう。この日はまだ紅葉が見ごろを本格的に迎える前だったので、観覧客があまり多くなかった。おかげでゆっくり散歩を楽しむことができた。歩いていると、いつのまにか内蔵寺の前に到着した。軽快な木鐸の音とともに僧侶たちがお経を詠む音が聞こえてきた。
毎年秋になると色とりどりに染まる108紅葉トンネル道は、内蔵山国立公園を訪れる観覧客なら必ず訪れる必須散策コースだ=26日、井邑
▣ 圓寂谷自然観察路 ―水音と鳥の声を聞きながら
内蔵寺を過ぎると、すぐに圓寂谷自然観察路が広がる。韓国国立公園の中で初めて造成した長さ3.9キロメートルの自然観察路だ。内蔵国立公園おすすめの西来峰(ソレボン)コース、白羊寺(ペギャンサ)縦走コースなど10の探訪コースの中で、傾斜が最も緩やかで平地が多いので、子供や老弱者にも優しい内蔵山の代表的なコースでもある。苦労して山を登らなくても、山の中の風景を楽しむことができる。
圓寂谷自然観察路の圓寂谷という名前は、庵子である圓寂岩に由来する。ここはカチ峰、ヨンジ峰、マンヘ峰、仏出(プルチュル)峰から始まった水が合わさって流れる3.2kmの圓寂渓谷に沿って遊歩道が曲がりくねって続いた。緩やかに流れる澄んだ渓谷の水に沿って、自然観察路を歩いていると、コノハズク、アカゲラなどがさえず声が聞こえ、思わず耳を傾けた。
夫婦で、大邱(テグ)から内蔵山に初めて訪れたペク・ジョンホ氏は「まだ紅葉が見ごろを迎えていないが、内蔵山の美しい風景に感動している」として「やはり紅葉は内蔵山が一番」と話した。
オランダから友人と一緒に初めて韓国を訪れたローリー・モナハン氏は「オランダには、山がないので韓国で内蔵山を見ることができて良かった」として「山から眺めた美しい風景は忘れられない思い出」と話した。
内蔵山国立公園の探訪施設課で約10年間勤めた自然環境解説士のキム・ヨン氏は「山に登らなくても散策路で多様な色のカエデを楽しめるのが内蔵山のいいところの一つ」とし「内蔵山は名前のように隠された宝物のような、美しい風景がいたる所にあるので、ここを訪れた観覧客は素晴らしい思い出をたくさん作ってほしい」と話した。
ケーブルカーから見下ろす紅葉に染まった内蔵山の姿=26日、井邑
# 内蔵山国立公園は昨年12月に発表した「2023-2024韓国観光100選」に選ばれ、2018年から現在まで「韓国観光100選」に3回連続選ばれている。
# カエデは内蔵山の秋の景観を成す代表的な樹種だ。内蔵山国立公園は韓国の国立公園の中で、カエデ樹種を最も多く保有しており、カエデをはじめとする13種が調和を成す。
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