「キムチフェスティバル」が開催された。写真は、開幕式で記念撮影を行う駐英韓国大使のユン・ヨチョル(左から6番目)、ロンドン市長のキングストン・テムズ(左から3番目)、大韓民国伝統料理総連合会会長のユン・スクジャ(左から5番目)=23日、イギリス・ロンドン
[ユン・ソジョン]
[写真= 韓国伝統料理研究所]
「キムチ最高」
「キムチの日(11月22日)」の翌日である23日(現地時間)、ロンドンで「キムチフェスティバル」が開かれた。
欧州やイギリスでキムチと韓国を発信するために、在英外食人協会を中心に36年前から行われてきた。「キムチフェスティバル」と正式に名付けられたのは2021年のこと。今年は、在英外食人協会が主催し、大韓民国伝統料理総連合会が主管した。
この日、韓国からは、伝統料理総連合会のユン・スクジャ会長をはじめ、ソウル京畿(キョンギ)、世宗(セジョン、大田(テジョン)、釜山(プサン)などから110人のキムチ職人が訪れた。東京、北京、ロンドン、パリなどからも16人のキムチ職人が集まった。キムチ職人たちは、白菜キムチ、ボッサムキムチ、トマトキムチ、ビーガンカクテキなど、計17種類のキムチを披露し、講演や試食、体験などを行った。
ロンドンのコリアン・メディアである「ユーロジャーナル」は、「全世界的なキムチブームを証明するかのように、会場には英国、日本、フィリピンなどの国から大勢の人たちが参加した」と報道した。参加者たちは、キムチ漬けを体験し、自分でキムチを作ったということにとても嬉しそうだった。展示会を見学したり、講演を聴きながらキムチの効能や韓国のキムチ文化について興味を示した。
自分で作ったキムチを手に、キムチ職人たちと記念撮影を行う参加者たち=23日、イギリス・ロンドン
ユン・ヨチョル駐英韓国大使は「キムチフェスティバルは、韓国料理が優秀であることをイギリスとヨーロッパに発進するイベントとして、意味深い」と話した。また、「昨年7月、キングストン議会ではヨーロッパで初めてキムチの日が指定された。今年もキムチが韓国の地位を高めている」と評価した。
伝統料理総連合会のユン・スクジャ会長は、「参加者と一緒に大声で『キムチ最高!』と叫び、韓国がキムチ宗主国であることを確実にした」とし、「韓国料理が世界中で愛されている。そして、その中心にはキムチがある。とても誇らしい」と述べた。
さらに、ユン会長は「15年前のイギリスでは韓国料理がまだよく知られていなかった。そのころから、ロンドンで韓国料理を知らせることに尽力してきた。大使官邸で英国王室のロイヤルファミリーに宮廷料理をもてなし、賛辞を受けたこともあった。今回のロンドン訪問は特に意味深い」と付け加えた。
キムチ文化について、伝統料理総連合会のユン・スクジャ会長の講演を聴く参加者たち=23日、イギリス・ロンドン
白菜キムチ、ボッサムキムチ、トマトキムチ、ビーガンカクテキなど、17種類のキムチが紹介された=23日、イギリス・ロンドン
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