[ソウル=田村温子(日本)]
[写真=田村温子]
韓国の今年の夏は猛暑で、とても暑い日が続いています。
8月の中旬くらいまでは、よく携帯電話の緊急警報で高温注意報が入り「最高気温35度以上、屋外活動自制、充分な水分補給など体調に注意すること」のような内容のお知らせが届いていました。
行政安全部からの緊急速報
8月3日には京畿道安城市で、最高気温が39.3度まで上がり体感温度は40度越え。外での活動は大変危険ですし、水分補給をこまめにしながら熱中症などの対策が必要です。
ちなみに、韓国の夏は日本の夏に比べると日差しが強いように感じます。ですから帽子やサングラスが必須です。
さて、こんな暑い夏を韓国人はどのように過ごしているのか、暑い夏を乗り切る方法、夏の韓国旅行についてご紹介したいと思います。
韓国の夏といえば、「ビンス(かき氷)」です。
メロン丸ごとビンス(左)と黒花堂の黒糖タピオカ
普通のカフェでも食べられますが、ビンスのチェーンカフェ「ソルビン」が有名です。この前ソルビンに行ったら、夕方にも関わらず人がいっぱいで満席。若い女子だけでなく、男子同士や年配の男女、家族の集まりで来ていることを見て、どの年代にも愛され、親しまれていることを再確認しました。
値段は10000ウォン(約千円)~15000ウォン(約1500円)くらいと、決して安いものではありませんが、大きいので何人かでシェアして食べるのが普通です。
夏限定でスイカのビンスやメロンまるごとビンスなども出ており、種類や味も様々。私は「メロン丸ごとビンス」が好きです。中にヨーグルトの氷やアイスクリーム、チーズケーキ角が入っていて、その組み合わせが絶妙です。
最近、韓国では黒糖タピオカドリンクが流行っています。韓国語ではタピオカドリンクのことを「バブルティー」といいます。明洞や弘大など観光地にもお店がたくさんできており、一時期は行列がすごかったです。
このほか、水遊びも外せません。
ソウルにある清渓川の風景
韓国では、ウォーターパークや海が定番で、公園の噴水などで遊んでいる子供もよく見かけます。ソウルにある清渓川に足を付けている家族やカップルも多く、夏の休憩スポットとなっています。
また、夏になってから夕方外に出歩いている人が多くなりました。遅い時間に出歩き、夕食の買い物をする人が目立ちます。そういうのもあってか、ロッテマートの営業時間が夜11時までだったのが、夜の12時までに営業延長されました。(店舗によって異なる)
信号待ちのために設置されている日よけテント
横断歩道には日差し除けテントが設置されたり、待ちゆく人々はハンド扇風機を携帯していたり、それぞれが夏の暑さ対策をしています。
室内や空港、食堂、電車やバスの中は、エアコンが効きすぎるくらい冷たくし、長時間バスや地下鉄に乗っていると寒くなります。エアコンの風に弱い方は薄い上着を持ち歩くとか、7分袖や長袖のシャツを着て調節するといいと思います。
是非、夏の韓国旅行の参考にしてください。
*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
eykim86@korea.kr