英国で使われたパラサイトのポスター風チャパグリ広告=農心
[大阪=大野瑠華(日本)]
[映像=大野瑠華]
数々の映画賞を席巻し外国語映画で初めてアカデミー最優秀作品賞を受賞したことでも話題となり、いまだにロングヒット上映中の映画『パラサイト 半地下の家族』。
私もアカデミー賞受賞がまだ決まってない頃に日本で鑑賞しましたが、見終わった後もすべての場面が鮮明に思い出せるほど印象的で、とてもテンポのよい作品だと思いました。
そんな映画の中に出てきた食べ物の一つが世界中で話題となっています!それが「ジャパグリ」です。ジャパグリとはジャパゲッティ(インスタントジャジャン麺)とノグリラーメン(インスタントラーメン)を掛け合わせた造語で、韓国では長い間親しまれているメニューです。映画の中では裕福な家族の長男が好きな料理として登場し韓牛(韓国産の高級牛肉)のサイコロステーキがトッピングされ、そのサイコロステーキが富の象徴のように描かれていました。ちなみにトッピングは自由ですが、目玉焼きを乗せるのが一般的なようです。
大阪のコリアンタウンで見つけたチャパグリ売り場=大野瑠華撮影
アカデミー賞受賞の後、映画自体が話題になる中で、日本各地のコリアンタウンを中心に日本でもチャパグリを家で作れるように二つの商品をセットで販売する様子を目にするようになりました。そこで皆さんにもおうちで試していただき映画の世界に飛び込んだような感覚に浸っていただきたく、ここで作り方をお教えしたいと思います!
農心が公開した英語版ジャパグリレシピ=農心
オリジナルレシピは上の画像の通りですが、私は野菜が好きなので野菜多めのオリジナルレシピで作ってみました。簡単ですので、ぜひ一度お試しください!
【ジャパグリの作り方~野菜たっぷりバージョン~】
材料(2人分):ジャパゲッティ1袋、ノグリラーメン1袋、卵2玉、お好みの野菜やきのこ(今回は玉ねぎ1玉、パプリカ半分、ピーマン1個、しめじ少々)
1.野菜やきのこをみじん切りにする。
2.フライパンを用意し油をひき、卵2玉を割り入れ水を少々注いだら蓋をし目玉焼きを作っておきます。(よく焼けた状態が好きな方は裏返してさらに焼きます)
3.目玉焼きを待つ間に水1100mlを鍋に入れ火にかけます。
4.野菜をごま油で炒めて、ある程度火が通ったらフライパンの上にそのまま置いておきます。
5.先ほど準備した水が沸騰したら、二種の麺とかやくを投入し4分30秒茹でます。(かやくは後で炒める時に入れてもいいかもしれません!)
6.時間になったら150mlの茹で汁と麺・かやくを、野菜を炒めておいたフライパンに移します。
7.そこに二種の粉末スープとジャパゲッティ付属のオリーブ油を加え、熱しながらよく混ぜます。(公式メニューではジャパゲッティの粉は全て、ノグリラーメンの粉は半分となっていましたが、野菜も多いので私はノグリラーメンの粉も全部入れました。少しピリ辛だったので辛いものが苦手な方は量を調節してください。)
8.よく混ざったら半分ずつお皿に盛り付け目玉焼きを上にトッピングしたら完成です!
チャパグリの完成=大野瑠華撮影
今は新型コロナウイルスの拡散により韓国への渡航も難しく、また外食も控えておられる方もいらっしゃると思います。ですので、このように簡単なクッキングで気分転換し、少しでも楽しい時間を過ごし幸せを感じていただけたらと思います!もう少し春を待ちながら健康に過ごしましょう!!
*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
eykim86@korea.kr