名誉記者団

2020.07.09

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韓国の水キムチ


[大阪=中永裕紀子(日本)]
[写真=中永裕紀子]

日本各地で梅雨入りし、雨が降り蒸し暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしですか?


今日はそんな季節にぴったりな、さっぱりしていて、食欲をアップさせてくれる韓国の「水キムチ」について、ご紹介したいと思います。

水キムチは、名前の通り、汁が多いキムチで、どちらかというと具材より汁を楽しみます。
ドラマ「チャングムの誓い」(大長今)にも出てくるように宮廷料理でもあり、昔から食べられていました。


美味しいだけでなく、水キムチのすごいところは、、《酵素と乳酸菌》が多く含まれていることです。

日本酵素栄養学協会によると、酵素には、消化酵素、代謝酵素、食物酵素があり、前者2つ(消化酵素、代謝酵素)は身体の中で作られる酵素で、食物酵素は、身体の外から取り入れる酵素です。


酵素の分泌は、年と共に減り、不足すると栄養分をエネルギーに変えたり、壊れた細胞を修復したり、老廃物を排出したりします。


野菜や果物などから「酵素」を食べ物から摂る事で、身体のさびをとり、若さを保つ「抗酸化物質」。がん抑制、動脈硬化予防、アンチエイジング対策にもなるといわれています。


また、「乳酸菌」は、腸の活動を活発にして消化をスムーズに行うのに加えて、抗菌作用や免疫力を上げる働きなどがあり、こちらも動物性乳酸菌と植物性乳酸菌の2つがあります。動物性乳酸菌は大体が胃酸で消滅してしまいますが、植物性乳酸菌は生きたまま腸に届くと言われています。


その植物性乳酸菌が水キムチは約3億個。(ぬか漬約1600万個・キムチ約1億6000万個)と断トツに多いのがわかります。


酵素の力と乳酸菌の力。2つの相乗効果で美肌・ダイエット・便秘解消など、健康と美容によいと言われる「水キムチ」を、家で作ってみました。

本場韓国では、基本的に、白菜・大根・リンゴ・梨が入るそうですが、日本では、生で食べれるものならなんでもO.K!


お野菜だけでなく、果物なども使って水キムチを作られています。私も、今回はアレンジして、きゅうりやパプリカ、人参なども入れてみました。

<材料>

*漬け野菜(お好きな野菜や果物/合わせて340g)
*調味料(塩 小さじ2(10g)/昆布 3cm角)
*漬け汁(米のとぎ汁 680㏄)

<作り方>

① 漬け野菜は好きな大きさに切る。



② 塩、昆布と共にボールやジップロックに入れて半日程おく。



野菜から水が出てくるけれど、この水は捨てないでそのまま使います。



③ 米のとぎ汁を沸騰させた後、冷ましておく。


ㅔㅔ 

④ ①の漬け野菜に、③の米粉水を加えて、夏場は半日(冬場は2日)ほど常温に置いた後、冷蔵庫で保存する。1週間後から食べごろです。



出来上がった水キムチは、食事を食べ始める前に、おちょこに一杯ずつ汁と共に食べたり、冷麺のスープにしてください。

日本でも、数年前からブームの「水キムチ」。
レモンやライム、ゆずなどの柑橘類やキウイなパイナップルなどの果物を入れるとさらに爽やかになります。紫キャベツを使うと、汁がきれいなピンクに染まります。

アレンジを楽しみながら、自分ならではの「水キムチ」を作ってみてください。
今年の夏は、韓国の水キムチを常備菜にし、身体とお肌の老化を防いで、元気に過ごしましょう!


*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

eykim86@korea.kr