季大浩選手=7月14日、釜山
[京都=西川義浩(日本)]
[写真=ロッテ・ジャイアンツ]
5月5日に無観客で開幕した韓国プロ野球は8月11日から観客数を収容人数の25%まで拡大しており、徐々に元の姿に戻りつつあります。
韓国プロ野球を観戦する機会があれば、ぜひ注目して欲しい選手がいます。
ロッテ・ジャイアンツに所属する季大浩(イ・デホ)選手です。国際大会では韓国代表の4番バッターとして活躍する中心選手でファンからの歓声もひときわ大きい人気選手です。
季大浩選手のプロ野球人生は2001年に出身地である釜山広域市を本拠地とするロッテジャイアンツの入団から始まります。FA資格を取得した2012年には日本のオリックス・バファローズ、2014年には福岡ソフトバンクホークスへ移籍し、2016年にはMLBのシアトルマリナーズへ移籍します。再度、FA資格を取得した季大浩選手は2017年より韓国での復帰を果たします。
ソフトバンク在籍時の2015年11月に開催された第1回WBSCプレミア12の韓国代表に選出されました。東京ドームで開催された日本代表との準決勝では、最終回の打席で逆転の2点タイムリーを放ち、日本のファンにもその勝負強さを見せつけました。その後、韓国代表はアメリカ代表にも勝利して、世界一となり、李大浩選手も指名打者部門でベスト9に選ばれました。
季大浩選手=7月17日、仁川
身長190cm超えの大柄な体格から繰り出される長打力が魅力ながら、左右に打つ分ける器用さもあり、日本での最初の年となる2012年には、打点王のタイトルを取得、2015年ソフトバンク時代には韓国人選手初の日本シリーズMVPとなるなど、日本でも野球ファンなら知らない人はいない程の有名な選手です。
今年38歳となる2020年のシーズンも8月4日現在、打率3割をキープ、好調を維持しています。1年でも長く現役生活を続けてもらう事を願うと共に、また韓国での観戦を楽しみにしています。
*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
eykim86@korea.kr