ソウルの風景=コリアネットDB
みなさん、日本人が新型コロナ収束後に最も行きたい所はどこですか?Booking.comの調べによると、日本人が収束後に行きたい外国として最も関心を寄せている都市にソウルが選ばれたそうです。
観光・ショッピング・グルメなど様々な魅力がつまっているソウルは、多くの人に愛される都市のひとつですよね!そんなソウルの魅力は、伝統と現代が共存する都市ということでしょう。
朝鮮王朝時代から今日まで国の中心となっているソウル(当時、漢城)は、伝統を守りながら新しい魅力を発信している素敵な都市だと思います。
そこで今回は、私が好きなソウルの姿を「伝統」と「現代」の二つの面からご紹介したいと思います。
【歴史を感じる景福宮】
景福宮の正門である光化門と、その前に置かれている想像上の動物ヘチ=コリアネットDB
景福宮・勤政殿の風景=かわな ゆうこ撮影
ソウルには歴史を感じる場所が多くありますが、そこでも特に注目できるのは宮殿ではないでしょうか。ソウルには景福宮・昌徳宮・昌慶宮・徳寿宮・慶熙宮の韓国五大宮殿があり、ソウルの観光スポットとしても有名です。
景福宮は朝鮮王朝の正宮として建てられました。王の生活の場としてはもちろんのこと、政務を執る場所としても使われた広い宮です。大きく色鮮やかな建物の数々は、とても美しいですよね。景福宮の中心にある勤政殿の月台(石壇形式の台)の階段や手すりには、十二支をはじめとするたくさんの動物を見つけることができます。十二支は十二方位と十二時間を管掌し、青龍・白虎・朱雀・玄武の四神像は、四方位と四季を管掌しているそうです。それらが勤政殿の中心に座る王を護衛する役割を果たしているそうです。
王を護衛する十二支の馬や龍が装飾されている勤政殿の階段=韓国観光公社
雑像が飾れている屋根=コリアネットDB
また王宮の建物の屋根には雑像と言われる小さな像が列をなすように置かれています。これは西遊記に登場する三蔵法師や孫悟空、猪八戒など一行なんだそうです。屋根に待機しながら、宮闕に侵入する悪霊から守る役割をしていて、建物の等級によって置かれている像の数が違うので、どこにいくつ置かれているのか探してみるのもおもしろそうです。
王宮の中に入ると自分も歴史ドラマの中の一人になったような不思議な感覚を感じられます。いつも何気なく見てしまうことの多い場所も、ゆっくりじっくりみると新しい発見ができるはずです。みなさんもぜひお楽しみください!
【美しいソウルを一望できるロッテワールドタワー】
ロッテワールドタワーの風景=かわな ゆうこ撮影
現代的な建築物として紹介するのは、2017年春、蚕室にオープンしたロッテワールドタワーです。123階555メートルもの高さをもち、世界第5位、アジア第3位の高さを誇ります。
ソウルを一望できる展望台からの眺め=かわな ゆうこ撮影
ここの見所はなんと言っても上層階にある「SEOUL SKY」という展望台です。ソウルの姿を360度見ることのできる絶景スポットになっています。展望台へ向かうための専用エレベーターでは、タワーができる様子やソウルの映像が3面のモニターから映し出され、到着前からワクワクします。
118階から見える景色=かわな ゆうこ撮影
展望台でオススメなのが118階から見える景色です。床が透明になっている部分があり、その上に立つことができます。足がすくむスリルある場所で、ソウルの姿を一望するとなんとも言えない開放感があります!
展望台を楽しんだ後にはショッピングモールやロッテワールドなど、楽しめる場所がたくさんあるので、周辺で1日を過ごすのも楽しいですよ!
以上、伝統と現代が共存する都市・ソウルの魅力を私なりにご紹介しました。いかがでしたでしょうか。ソウルは毎回行くたびに新しい発見があり、本当に魅力的な都市だと感じています。今はまだ新型コロナの影響で、韓国旅行に行けない日々が続いていますが、次ソウルに行ったらまたソウルの魅力をたくさん見つけてきたいです。
*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
eykim86@korea.kr