名誉記者団

2021.02.05

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[茨城=登久美子(日本)]
[写真=BELIFT LAB]

登久美子のKPOPおかわりジュセヨ⑤、今回は昨年末に韓国でデビューした話題のボーイズグループをご紹介したいと思います。メンバーの出身地には日本、アメリカ、オーストラリアも、そして元フィギュアスケート韓国代表選手もいるという多国籍な超大型新人ですので、是非最後までご覧下さい。

2020年11月、BTSなどを抱える芸能プロダクション、ビックヒットエンターテインメントのレーベルからボーイズグループがデビューしました。彼らの名前はENHYPEN(エンハイフン)。上の画像左から、ソンフン(18歳)、末っ子で岡山県出身のニキが15歳、ソヌ(17歳)、ジョンウォン(16歳)、オーストラリア国籍を持つジェイク(18歳)、最年長のヒスン(19歳)、そしてアメリカ国籍を持つジェイ(18歳)、とまだあどけなさも残る7人のメンバー。

デビューのきっかけはリアリティ番組でした。遡ること2020年6月、音楽専門チャンネルMnetで放送されたBig HitエンターテインメントとCJ ENMによる「I-LAND」。トレーニングだけでなく日々の生活、そしてステージも可能とする巨大な建物I-LANDを舞台に、過酷なミッションや様々なテストをこなしていき、最終的に選ばれたのがENHYPENでした。


 

そしてこの7人、経歴も様々で個性的。メンバーのソンフンは色白で端整な顔立ちが王子様の雰囲気ですが、何と元フィギュアスケート韓国代表選手。国際大会の際に日本では「韓国の羽生結弦」と紹介されていました。練習生時代にはフィギュアスケートの練習と歌やダンスのレッスンを並行してこなし、ついたニックネームは「練習の虫」。番組内でフィギュアスケートの技を披露したときは話題になりました。体幹がしっかりしていて姿勢が美しく指先まで繊細なダンスをするところは、そんなフィギュアスケートならではの基礎だと言えます。


 

またニキ(NI-KI)はグループのダンスリーダー。幼い頃からマイケル・ジャクソンに憧れてダンスを始め、9歳の時にはSHINeeのキッズダンサーも務めたことがあるそうです。本名が西村力でマイケルジャクソンに憧れていたことから、バラエティー番組によくリキ・ジャクソンの名前で出演していました。そんなニキのダンスは、右に出るものはいないほど。身長はやや小柄なものの、ダイナミックなニキのダンスは始めた途端に大きく見えます。

2021年1月現在、Twitter、Instagram、YouTube、TikTok、V LIVEの5大SNSにてチャンネル登録者数やフォロワー数はそれぞれ100万人を超え、ミュージックビデオは3400万回再生を超えているENHYPEN。これはかなり早い記録で、2020年にデビューしたグループの中では最速。この数字からしてもENHYPENの人気と期待値は既に高いことがわかります。また昨年発売したデビューアルバム「BORDER: DAY ONE」は発売日一日で32万枚近くを売上げ、2020年にデビューしたグループのアルバム最高販売数を記録しました。

ENHYPENというグループ名には、音楽を通じて人と人、世界と世界をハイフン「-」のようにつなげる。デビュー曲である「Given-Taken」のタイトルにもハイフンが使われているように、ハイフンがグループを象徴する記号となっています。これは筆者の解釈ですが、等しいイコール「=」ではなく、ハイフンとしたところに「互いを認め合ってつながる」というグローバルグループならではのメッセージが込められているように感じました。

CJ ENMとBigHit エンターテインメントの合作法人であるBELIFT LABに所属し、BTS生みの親であるパン・シヒョク氏がプロデューサー。アーティストをプロデュースするノウハウは申し分ない上に、メンバー7人の実力も折り紙付き。ENHYPENの活躍は「ハイフン」を通じて世界に広がっていくのは間違いありません。


*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

eykim86@korea.kr