「シーシュポス/TheMyth」公式ポスター
[京都=福井真弓(日本)]
[写真=JTBCホームページ]
「シーシュポス/TheMyth」は、今年2月17日から4月8日まで総合編成チャンネルJTBCで放送された韓国ドラマである。JTBC 10周年特別企画として注目され、出演俳優、セット、監督、シナリオ等どれを取っても豪華であり放送前から話題となった。日本でもNetflixで同時配信されている。
未来に起こるであろう戦争を阻止しようと、そのキーマンである天才工学者のハン・テスル(チョ・スンウ)を守るため未来からやって来たカン・ソヘ(パク・シネ)。その2人を巡る時空を超えて繰り広げられるストーリーで、まるで映画を見ているように錯覚しそうになる。
アジアマートの従業員オム・ソンジェ役を演じるイ・ミョンロさん
豪華な出演陣の中でも、目を引いた若手俳優がいた。アジアマートの従業員オム・ソンジェとして初めてのドラマ出演を果たした元モデルのイ・ミョンロさんだ。ミョンロさんを見た時、その存在感を放つ雰囲気は韓国の映画やドラマで美しい俳優を見慣れている私にも衝撃的だった。ミョンロさんは、モデル時代からその目力は定評があり、大変魅了的であると言われている。俳優として演じる思いを聞いた。インタビューは、新型コロナの影響でメールで行った。
―俳優になった理由は?
小さい頃から憧れていました。学校で偶然演技を体験した時、何か解消できる感じを受け、私が好きなのはこれなんだと思い俳優を目指しました。
―出演のきっかけは?
オーディションです。シナリオを読んだ時タイムスリップ物というのがとても新鮮でした。3回オーディションがあったのですが、受ける毎にやりたい気持ちが物凄く高まっていってそれが伝わって出演が決定したのではないでしょうか。
チョ・スンウとイ・ミョンロのワンシーン
―ドラマに初めて出演した感想は?
演技のレッスンの時と違って、実際カメラを向けられると、他の様々な事が気になってしまって緊張もするし、演技に集中するのが大変でした。演技力以外にも気力や集中力等が必要だったんですね。特に、4話で密入国者に注射を打とうとしてテスルにやられるシーンが記憶に残ります。初めての日だったのに打ちのめされました。ぎこちないシーンだと思います。
―撮影中に大変だった事は?
演技が上手く出来なかった時、どうやってそれを補おうかと焦りました。経験不足から来る当然でしょうが、上手くやりたいと思うほどもがいていました。
―俳優として必要な事は?
演技力は基本で、継続的に集中する力ですね。役作りも普段の姿を反映できるよう努力しています。
―ドラマの見どころとは?
豪華な出演陣だけでなく、物事をリアルに表現した作品です。私も感情移入してしまう場面が多かったほどです。
*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
eykim86@korea.kr