名誉記者団

2021.07.27

他の言語で読む
  • 한국어
  • English
  • 日本語
  • 中文
  • العربية
  • Español
  • Français
  • Deutsch
  • Pусский
  • Tiếng Việt
  • Indonesian

[ソウル=チョウ・ジェヨン(韓国)、福岡=河野ちあ(日本)]

東京オリンピックが7月23日から8月8日まで、日本東京で世界205カ国から約1万5000人の選手が参加し、33競技339種目が実施される。その中で韓国選手と日本選手の金メダル有力候補選手を紹介する。


7月25日アーチェリー女子団体戦で弓を引いているカン・チェヨン選手=聯合ニュース

7月25日アーチェリー女子団体戦で弓を引いているカン・チェヨン選手=聯合ニュース


[アーチェリー]カン・チェヨン選手

女子アーチェリー個人部門で世界ランキング1位のカン·チェヨン選手。東京五輪での韓国代表選抜1次評価戦で2位、2次評価戦では1位を記録し、8人中1位で東京五輪出場権を獲得した。彼女の強みは、弓を引く力。女子アーチェリー選手は一般的に38~40ポンドの弓を使うが、彼女は43~44ポンドの弓を使っている。逆風や風が強い時に彼女の真価を発揮できるだろう。


韓国アーチェリー監督であるパク・チェスン監督は「2回の評価戦を乗り越え、総合1位を記録し、精神力を鍛えることができ彼女自身が1段階成長した」とコメントした。彼女は、実力を発揮し、25日に行われた女子アーチェリー団体戦で金メダルを獲得した。個人戦は28日に行われる予定だ。


7月25日男子68kg級3位決定戦で惜しく敗北したイ・デフン選手=聯合ニュース


[テコンドー]イ・デフン選手

イ·デフン選手は18歳で韓国テコンドー代表選手に選ばれて以来、11年間、代表選手の座を逃したことがない。 これまで数多くの国際大会で活躍し、27個の金メダルを獲得しており、特にアジア大会ではテコンドー史上初の3連覇を達成する成果を収めた。


世界テコンドー連盟ランキングで、男子68キロ級1位に上がっており、2位のブラッドリー・シンデン(英国代表)とのランキングポイント差も100点をはるかに超えているため、圧倒的な1位と言える。韓国代表訓練団のコーチであるパク・ジョンウ監督は、「キックの訓練をする時、最初から最後まで同じ力・姿勢・スピードで蹴る唯一な選手」とし、「かなりの努力家だ」と評価した。


しかし、東京五輪では3位決定戦の前の試合で足を負傷し、その影響が3位決定戦にも反映された。15対17と2点差で敗北し惜しくもメダル獲得にはならなかった。


7月24日男子サーブル個人戦サンドロ・バザゼ選手(左)とオ・サンウク選手(右)=聯合ニュース


[フェンシング]オ・サンウク選手

オ・サンウク選手はハンガリーで開かれたフェンシング世界選手権で個人戦と団体戦で優勝したことがある。団体戦では、44対44の同点の状況でオリンピック2連覇を達したアーロン・シラーギの攻撃を防いでそのまま反撃に成功し、韓国を優勝の道に導いた主人公である。彼の強みは192cmの巨大な体格にも関わらず、素早い瞬発力を持っていることだ。デジョン大学のド・ソンギ監督は「素早い瞬発力と長いリーチから出る攻撃力、そして誠実さと努力が一番の長所である」とコメントした。


しかし、東京五輪では2回戦と3回戦を勝ち抜いたが、3回戦の時、足首を捻り準々決勝の相手である世界ランキング7位のバザゼ選手に13対15と惜しくも敗北した。


桃田賢斗選手=情熱大陸(毎日放送)公式ホームページ


[バトミントン]桃田賢斗選手
桃田賢斗選手は世界バトミントン連盟シングルスで、世界ランキング第一位である。日本人選手で世界ランキング一位をとったのは桃田選手が初めてで、世界からの注目を集めている。彼の強みはスタミナだ。豊富なスタミナを使い、長いラリーを何度も制してきた。相手が体力を消耗しても、桃田選手はスタミナを切らさず、彼にペースを乱される選手が多い。


インドのサイ・プラネス選手は、「彼は相手に合わせてプレーしている。忍耐力があり、バリエーションも豊富だ。ほかの選手とは違う何かを持っているので、彼を打ち負かすことは難しいんだ」と桃田選手の強さを評価しており、オリンピックでの活躍が期待されている。


25日に行われた予選リーグでは、アメリカのティモシー・ラム選手を相手にストレート勝ちし、ベスト16へ向け好発進を遂げた。1回戦は29日に行われる予定で、日本人男子初の金メダル獲得へ大手となるか注目されている。


サーブを入れている大阪なおみ選手=tennis.jp公式ホームページ

[テニス]大阪なおみ選手
大阪なおみ選手は2018年全米オープンで女子シングルス日本人選手初の四大大会制覇、2019年全豪オープン優勝、さらにアジア勢初となる世界ランキング一位に輝くという快挙を成し遂げている。


彼女の強みといえるサーブは、最高時速200㎞という記録を残しており、男子テニス界とほぼ同じ速度だと言われている。彼女は精神面でのコントロールをうまくできない時期があったが、マイナスな感情も、プラスな感情もすべて受け入れ、向き合うことで感情をコントロールし、自信の課題であった精神面の強化を実現した。


セリーナ・ウィリアムズ選手は、「コート上ではとても強い選手。コートの外では人々にインスピレーションを与えられる人物。とてもクールだと思う」と称賛した。25日に行われた初戦を突破し、続いて二回戦も突破、金メダル獲得に大きく前進した。3回戦は27日から行われる予定だ。


柔道73㎏級の大野将平選手=2020東京オリンピック公式ホームページ


[柔道]大野将平選手
大野将平選手は2016年リオオリンピックの柔道73㎏級で金メダルを獲得した。他にも、2018年グランドスラム、2019年世界柔道選手権東京大会、グランドスラム・デュッセルドルフで優勝し、数々の成績を残している。


大野選手は、身長170㎝と小柄であるが、洗礼された美しい技を使い自分よりも大柄な相手に勝利してきた。得意技である「大外刈り」と「内股」は日本の柔道ファンをはじめ、海外の柔道ファンたちからも「彼は強い」「日本国内で柔道で彼に勝る者はいない」と定評を受けている。


26日に行われた初戦を一本勝ちで突破し、更に準々決勝ではリオオリンピック銀メダリスト相手に一本勝ちと驚異の強さを見せた。そして順調に勝ち進み、決勝戦ではジョージアのラシャ・シャフダトゥアシビリ選手に勝利し、金メダルを獲得。2016年リオオリンピックに続き、オリンピック二連覇を果たした。


*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

eykim86@korea.kr