名誉記者団

2021.08.09

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[神奈川=山賀萌江(日本)]
[写真=tvN公式ホームページ]


新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛が長期化する中、家で韓国ドラマを見る時間が増えました。最も印象に残っている『ヴィンチェンツォ』。主人公ヴィンチェンツォ・カサノ(ソン・ジュンギ)のイタリアマフィアの顧問弁護士という本来の弁護士から逸脱したダークヒーローとして活躍するのが見どころです。


韓国では2月20日から5月2日まで放送されました。最高視聴率は14.6%を記録し、地上波放送を含む全チャンネル同時間帯視聴率1位を獲得しました。

あらすじは、ヴィンチェンツォが雑居ビル、クムガ・プラザの地下に眠る金塊の取り出しを画策していると、悪事を働くバベル建設が住民の立ち退きとビルの撤去を計画します。両者の攻防が続く中、大きく展開が変わるのが第3話。


一旦、金塊の話を後にしてヴィンチェンツォは莫大な富と利権を持つバベルグループとその顧問弁護士事務所のウソン法律事務所に食い下がり、個性豊かなビルの住人たちとマフィアのやり方で鉄槌を下します。


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1話が約90分、全20話と長いストーリーですが、ヒューマンドラマというジャンルを主軸に『パラサイト』や『梨泰院クラス』のパロディなどを用いたコメディの演出や迫力満点のアクションが生み出すゾクゾクする報復は、視聴者を飽きさせません。

例えば、第5話の敵対するソ弁護士に仕返しを行ったシーン。彼の金庫に保管した賄賂はヴィンチェンツォらによって寄付されて中には領収書が入っていたり、彼を海辺に残し、そこで生活するように野菜の種を用意したりするなど、ヴィンチェンツォの斬新なやり方には思わず笑ってしまいます。


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悪の処断にスカッとしたり、予想外の出来事にハラハラしたり、次はどんな展開が繰り広げられるかが毎回楽しく新鮮でした。現在、ネットフリックスで視聴することができるので、皆さんも本作を観てカタルシスを感じてみませんか。


*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

eykim86@korea.kr