「わかっていても」公式ポスター=JTBC公式ホームページ
パク・ジェオン役のソン・ガン(左)とユ・ナビ役のハン・ソヒ(右)=JTBC公式ホームページ
このドラマの魅力は先ほども言及したように‘心理描写’にあると思います。ハラハラする主人公たちの恋の駆け引き、恋に落ちて心臓の音が聞こえそうになるくらいドキドキする瞬間、恋人との距離が離れて失望感やイライラに襲われる瞬間、そしてラブシーンまで。様々なシーンが立て続けにあり、主人公の心情が次々と変わりゆきますが、そのひとつひとつが繊細に描かれているため、人々がこのドラマに夢中になったのではないかと思います。
主人公ユ・ナビとパク・ジェオンの言動や表情がリアルに描かれていたため、「もし私も同じ立場だったらそう行動するだろう」とドラマを見ながら共感しました。レビュー・サイト「フィルマークス」のユーザーは、「主人公の演技が上手で、常に続きが気になるドラマだった」、「内容が現実的だったから共感しやすかった」とドラマに対して高く評価しています。
ウェブトゥーン版「わかっていても」=LINE漫画公式Twitter
そんな「わかっていても」は、ウェブトゥーンが原作となっていますが、原作の主人公のモデルが誰であるか、みなさんはご存じですか?実はユ・ナビのモデルは日本での第2次韓流ブームを巻き起こした少女時代のリーダー“テヨン”、そしてパク・ジェオンのモデルは韓国でも有名な日本俳優“坂口健太郎”だったのです。
少女時代テヨン(左、Girls’ Generation 公式Twitter)と俳優坂口健太郎(右、Tristone Entertainment Inc. 公式ホームページ)
「わかっていても」ウェブトゥーン原作作家のジョンソ作家が8月末にウェブトゥーン専門のメディア媒体であるウェブトゥーンガイドとのインタビューを通して、作品作成の裏話を明らかにしました。
ドラマの出演俳優と原作モデル同士のイメージが結びつかなかったため、この事実を知り驚きました。実際にウェブトゥーンの方のキャラクターを見てみると、ミディアムに外ハネの髪型と少し切れ長で大きな瞳、そしてクールな表情が少女時代のテヨンのように。そして柔らかい笑顔と少し角ばりつつも、すらっとした顎のラインが坂口健太郎に似ているように見えると思います。どちらも私の好きなアイドルそして俳優さんであるためユ・ナビとパク・ジェオンにより好感を抱きました。
ドラマを見た方は多いと思いますが、ウェブトゥーン版を見たことがある方は多くはないと思います。日本の漫画アプリでも出版されているので、これを機にウェブトゥーン版の「わかっていても」を見てみるのはいかがでしょうか?ドラマとは表現や色使いなどが少しずつ違うため、ドラマを見た方でも、もう一度「わかっていても」を楽しめると思います。
*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
eykim86@korea.kr