[東京=吉岡香織(日本)]
[写真=YouTube The K-POPチャンネル「한류올림피아드 K-퀴즈쇼 Hallyu Olympiad K-Quiz Show」キャプチャ]
去年12月15日に、「2021韓流オリンピアードグローバルクイズプロジェクト K-QUIZ SHOW」が韓国のSBSテレビで放送されました。
K-QUIZ SHOWとは
「韓流オリンピアード」という、韓流文化を世界に広めるため韓国観光公社が2021年より開催している韓流ファンの祭典があります。その中のプロジェクトの中の一つである「K-QUIZ SHOW」は、多様な国籍の参加者が韓国文化クイズ(K-POP、ドラマ、映画など)に挑むプログラムです。
韓国観光公社東京支社で誕生したクイズ「韓国旅検定」が世界13カ国で開催され、その優勝者たちが韓国で開催される本選「韓国文化観光クイズ大会」に出場することになっていましたが、コロナ禍で韓国に集まっての開催は難しくなりました。しかし、その中の6名が「K-QUIZ SHOW」に参加することになり、在韓外国人の方々と合わせて15名の「韓国を愛する外国人」が出場しました。国籍は、中国、ウズベキスタン、日本、アメリカ、カザフスタン、マレーシア、モンゴル、インドネシア、メキシコ、フィリピン、モロッコ、ベルギー、スペイン、アゼルバイジャン、インドで、私は日本人として参加しました。
(右上から時計回りに)「助っ人」のフロリアンさん、ラッキーさん、MOEKAさん、ニッキーさん
収録スタジオの様子
収録中はBGMもテロップもないので、いったいどんな番組になるのだろう!?と想像がつきませんでした。もちろん収録中も楽しかったのですが、放送を観たら、想像以上に面白くなっていて驚きました!韓国の映像編集の素晴らしさはみなさんも十分ご存知かと思いますが、リハーサルから収録終了まで参加したからこそ、その編集力の凄さをより深く感じることができたと思うので、名誉記者団の記事を読んでくださる方々にぜひ伝えたいと思いました。
そして、韓国アイドルやタレントの方々の、音楽だけにおさまらない多方面での高い才能に、やはり厳しいオーディションをくぐり抜け、レッスンを絶え間なく重ねてきた、選りすぐられた「韓流スター」なのだなと、改めて感心しました。
イ・デフィさんは英語も日本語も流ちょうで、とても21歳とは思えない堂々たる司会進行ぶりでした。サンダラ・パクさんは活動歴が長いだけあって多くの参加者から「ファンです」と告白されていましたが、受け答えが本当に魅力的でした。「助っ人」出演者の方々の、素人のクイズ参加者のトークを価値あるものに輝かせてくれるフォローのテクニックが本当にプロフェッショナル。テクニックだけでなく、みなさんが普段から礼儀正しくて心が優しいからこそ、他の人の魅力を引き出そうとする言葉が自然と出てくるのだろうなと、とてもありがたくて感動しました。
放送時間は1時間程度ですが、収録時間は約4時間、途中休憩はありますが、リハーサルから数えると約8時間でした。放送局の方々が準備から片付けまでさらに長時間働かれているのを垣間見て、普段何気なく観ているテレビ番組でしたが、もっと大切な気持ちで観たいなと思いました。
なぜ世界が韓流文化にハマってしまうのか改めてわかった
モデルとしても活躍中のMOEKAさんは本当に優しくて可愛らしい方でした。サンダラ・パクさんが2NE1時代の「I MA THE BEST(내가 제일 잘 나가)」、イ・デフィさんがwanna one時代の「pick me(나야 나)」は、K-POPクイズに弱い私でも知っていて大好きな曲です。みなさんと画面を通してお話しすることができ、とてもうれしかったです。クイズに参加したことで、私の中で韓流エンターテイメント分野への関心がとても高まりましたし、イ・デフィさんが次回また参加してくださいとおっしゃってくださったので、それまでに楽しみながらもっとたくさんのK-POPコンテンツに触れたいなと思いました。
司会のサンダラ・パクさんとイ・デフィさん