名誉記者団

2022.06.30

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[神戸=栗原みほ (日本)]
[動画=栗原みほ]

ハングルのネオン管が映える韓国ネオン居酒屋が増えている。

派手にキラメク光に魅せられて人が集まる。どことなくノスタルジックな空間でチャミスルを飲む。そんな韓国路地裏の居酒屋感が大人気!

Instagramでも「#ネオン居酒屋」は5000件以上、「#韓国居酒屋」だと4万3000件以上、「#ネオンサイン」だと5.7万件以上もの投稿がある。(6月29日の時点)

「海外みたい!」と人気のネオンサインのハングル表記は見ているだけで「韓国行きたい!」を満たしてくれる。

色鮮やかに浮かび上がるネオンサイン=栗原みほ撮影

色鮮やかに浮かび上がるネオンサイン=栗原みほ撮影


大阪にある「心斎橋ネオン食堂街」もたくさんの人で賑わっていた。昼間だけど夜のような、そしてどこか懐かしい感じ。更には刺激的な海外旅行気分が味わえる。そんな不思議な感動がそこにはあった。

その中でもやはり韓国料理店のネオンは一際目立っていた。エンタメ系韓国酒場『K-LOVERS』の 尾崎海斗店長に韓国ネオン酒場の魅力を伺ってきた。

コロナが流行る前は毎月のように韓国を訪れていたという韓国が大好きな店長さん。韓国には何回行っても、また行きたくなる、人を引きつける何かがあるという。屋台や韓国料理の食に関する魅力はもちろんのこと、何と言ってもK-POPの圧倒的な世界観は素晴らしい!と語る。お店ではその魅力満載の韓国エンタメをふんだんに盛り込み、韓国ネオンで更に気分を上げて、韓国のライブにきたかのような気分を満喫してもらいたいと思っているそうだ。

エンタメ系韓国酒場『K-LOVERS』の尾崎海斗店長(左)、韓国ドラマ「梨泰院クラス」に登場したお店「タンバム」のネオン看板=栗原みほ撮影、パク・ソジュン公式Instagram

エンタメ系韓国酒場『K-LOVERS』の尾崎海斗店長(左)、韓国ドラマ「梨泰院クラス」に登場したお店「タンバム」のネオン看板=栗原みほ撮影、パク・ソジュン公式Instagram


それからこのネオン系韓国居酒屋が増えた裏には韓国ドラマが影響しているということは外せない。特に『梨泰院クラス』に出たパク・セロイの店「タンバム」を想像した人は少なくないだろう。

その世界中で人気が高まるが、韓流ワールドを演出できるネオン管。レトロなようで新しい。韓国でも流行っている昭和レトロ『ニュートロ』感もまた人気の秘訣なのかもしれない。

本来ネオン管はガラス管にガスを封入し、電極を取り付け電圧をかける。それによっておこる放電という現象により、ネオンの光は生まれるのだが、最近はLEDに着目し、ネオン管をイメージした電気で作る省エネタイプのネオンサインが増えてきている。

そこで、福岡に会社があるLEDネオン看板専門店、株式会社サンケイディライトの藤原さんにお話しをうかがいました。

―ハングルでの発注はあるか。
ある。福岡は韓国に近いため、昔からたくさんの韓国料理店があるので、コロナ禍前からハングル表記での注文はあった。ここ最近は、やはり韓国人気が上がり、飲食店だけに限らず、コスメ店や韓流ショップ、また韓国系のクラブなど韓国の物を取り扱う店が増え、ネオンサインの依頼も増えている。

―ネオンサインが好まれる理由は。
ズバリ、目立つ!オシャレ!灯りとしてではなく、主役になれるライト。お店側からすれば看板に注目を集め、興味を引き足を運んでもらうため。お客様の立場では癒される。写真を撮りたくなる。オシャレな空間で楽しい時間を過ごしたいなど。

このようなお話から韓国人気と、SNSで映える写真を撮る人が増えているという相乗効果もあいまってネオンサイン人気が高まったと言えるのではないだろうか。海外旅行に行きにくい今、国内にいながら韓国にいる気分を味わえる演出、また昭和レトロの時空を超えタイムスリップしたかのような懐かしい感じに皆、心が動かされるのだろうと思う。



⁂自宅で作る簡単LEDサイン

簡単LEDサインを作る過程=栗原みほ撮影

簡単LEDサインを作る過程=栗原みほ撮影


【準備するもの】
ELワイヤーライト、ワイヤーを点灯させるスイッチ、両面テープ、黒いテープ、透明のアクリル板、針金やハサミ、ペンチ

【作り方】
① 紙に作りたい文字を下書きする。
② ①をアクリル板の下に敷き文字の上に両面テープを貼る。
③ ワイヤーライトを置く。
④ 曲げる所など必要に応じて針金でとめる。
⑤ つなぎ目を黒いテープで隠す。

完成!

完成したもの=栗原みほ撮影

完成したもの=栗原みほ撮影


6月より、韓国観光ビザ発給が始まり、韓国に行きたい人が殺到しているようだ。渡韓ごっこがいよいよ現実の韓国旅行になるのだ!韓国本場のハングルのネオンサインが有るお店にも行ってみたい!旅を想像するだけでワクワクしてきた!

*この記事は、日本のコリアネット名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。

km137426@korea.kr