チョングッチャン=iclickart(上記の写真は著作権法によって保護されています。無断転載、転用、複製などの二次利用を固く禁じます。)
■ チョングッチャンとは?
大豆を発酵させて作った味噌のひとつ。大豆が発酵すると糸を引き、独特な匂いがする。日本の納豆と似ている。ただし、チョングッチャンは枯草菌、納豆は納豆菌により熟成発酵させている。チョングッチャンは本来、味噌のことを言いますが、一般的にはチョングッチャンのチゲをただ、チョングッチャンと言ったりします。
チョングッチャン=iclickart(上記の写真は著作権法によって保護されています。無断転載、転用、複製などの二次利用を固く禁じます。)
韓国料理を食べるのはもちろん、作るのも好きな私は材料を揃えて、チョングッチャンを一から作ってみました。
とはいえ、枯草菌が付いた藁など入手が困難なので、私はSNSで見つけたサイトから取り寄せました。皆さんも「チョングッチャン」、「手作り」、「キット」などのキーワードで色々と検索してみてください。
キットの内容です。(田尾秀子撮影)
■ チョングッチャン(청국장 )を作る工程
乾燥したものを通常の状態に戻して茹でた大豆と、藁と温度計を袋に入れ、温度計だけを出した状態で保存用の箱に入れます。
発酵には3日間一定の温度(40℃前後)を保たなければならないので、温度が下がらない様にするため、私は箱を電気毛布で包んだりするなどの工夫しました。
常に温度に注意しながら、3日間経過して大豆が糸を引いたら完成です。
このように大豆が糸を引くようになれば完成!(田尾秀子撮影)
■ 作ったチョングッチャンでチゲを作ってみました。
■ チョングッチャンの効果効能
消化促進、整腸作用、デトックス効果、美肌効果、免疫力UP効果、成人病予防、、糖尿病予防、脳卒中予防、貧血予防など。 このように様々な良い効果が期待できるのであれば、週に1~2度くらいは献立に取り入れたいものだ。まだ食べたことがない方に、是非勧お勧めしたい韓国料理の中の一つです。■ チョングッチャンを作った感想
チョングッチャン作りを成功させるためには、温度管理が大変重要なポイントなので、しばしば温度確認をしては保温材を温め直すということを繰り返すうちに、生まれたての卵を雛にかえしているようなそんな、子供を育てているような、そんな気分になりました。簡単に何でも食べられる世の中になりましたが、その陰には人々の様々な苦労や、努力があることを忘れてはならないということを改めて思いました。また、最近では共働きの家庭の助けとなるような、お料理だけを作ってもらえる便利な職業も増えてきていますが、その家庭独自の「母の味」も大切に守っていくことも大切ではないかと思います。このチョングッチャン作りを通じて、食べ物は生きていくうえで、本当に大事な切り離せないものであること切実に感じました。
*この記事は、日本のKOREA.net名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
hjkoh@korea.net