[文・写真=駒瀬元暉]
こんにちは。ソウル在住の駒瀬元暉です。
旅行が大好きで、週末は大体1人で公共交通機関を乗り継いで色んな場所を旅しています。
そんな私が、今回はソウルから比較的近く、なおかつ地方都市の長閑な雰囲気と韓国の歴史に触れられる場所をご紹介します!
それはズバリ、
忠清南道 公州市。(チュンチョンナムド コンジュ市)
ソウルの高速バスターミナルから1時間半と、日帰り旅行にも最適な公州市。更に、バスターミナルの周辺に観光名所が集まっていて、車が無くても散策しやすいのも嬉しいポイント!
それでは、公州市で感じる韓国地方の魅力を見ていきましょう!
世界遺産 公山城で歴史ロマンと絶景を満喫!
城壁が続くアングルが迫力満点でした。
まずは、公州の顔ともいえる代表的な観光地の「
公山城(コンサンソン)」に行ってみましょう。公州バスターミナルから徒歩25分程なので十分歩ける距離です!
古代の韓国は高句麗、百済、新羅という3つの王国が互いに争っていた三国時代。公山城はその中でも百済の本拠地でした。ここ公州市付近は百済が5~6世紀に都を置いていた場所で、王宮が置かれたのがこの公山城だったんです。
公山城はその歴史的な価値の高さから、世界遺産にも指定されています。今から1500年も前の歴史が眠る公山城。歴史ロマンで胸が躍りますし、今もこのように立派に残っているのも感激です。
余裕のある方はぜひ公山城の城壁を1周してみてください。全長2.5キロで、ゆっくり歩いても1時間半ほどで全部回れます。
自信のない方も正門をくぐって、少し左側に城壁に沿って登ってみてください。10分もしないうちに絶景に出会えます!城の前には綿江(クムガン)という大河が流れているのですが、城壁越しに雄大な綿江を眺める景色は迫力満点です!
城の目の前のカフェからのビューが素敵でした。
公山城のビューと栗スイーツ
城を散策した後は、ぜひ城と道を挟んで反対側のカフェ「ベイカリーバムマウル」(베이커리밤마을)に行ってみてください。カフェの2階の席から眺める城の景色が本当に絵になります。
更にこのカフェの目玉は、栗タルト、栗エクレア、栗カフェラテなどの栗スイーツ!実は韓国内では、公州といえば栗と言われるほど栗の名産地なんです。公山城を見ながら栗スイーツを味わえば、公州旅行はもう大成功ですね!
夜の光輝く姿が圧巻でした。
夜の公山城も必見!
今回とても感動したのが公山城の夜景。公山城は冬は17時、それ以外は18時までが観覧時間なのですが、それ以降の時間はなんと入場無料かつ立ち入り自由なんです!
ライトアップされた城壁はとても幻想的で、昼も十分綺麗だった、城の前を流れる綿江(クムガン)は橋がカラフルにライトアップされます。ぜひ夜も公山城に足を運んでみてください!
ローカル市場と古い聖堂が隣り合う、のどかな公州の街歩き
地方のローカル市場の雰囲気に溢れて楽しかったです。
公山城で壮大な百済の歴史を感じた後は、公山城の麓の街にある「公州山城市場」(コンジュサンソンシジャン)」がオススメです。ここは街の中心にある広い伝統市場で、なんと約700軒の店舗があるそうです。
今回市場を歩いてみて、普段ソウルではなかなか見られない韓国のローカルな魅力が残っていて、本当に楽しかったです。露店で野菜や魚介類を売りながら客引きをする店員さん、安い値段で大量に売られている衣服や靴、昔ながらの喫茶店、市場の脇に伸びる細い裏路地…。地方市場を歩いていると、ソウル生活でしばらく忘れていた韓国のローカルな魅力を感じられる気がします。
市場をすみずみまで歩いてその活気を感じるのも良し、食べ歩きフードを買っても良し、店員さんと韓国語で会話を楽しんでみても良し。韓国旅行が好きな方なら、リアルな韓国を思い切り感じられる公州山城市場、必ず日程に入れてくださいね!
公州街歩きの目玉スポット「中洞聖堂」
写真よりも実際に見ると迫力がありました。
市場を後にし、10分程度東の方に歩いた丘の上にあるのがここ、「中洞聖堂」(チュンドンソンダン)です。韓国は教会や聖堂がとても多いのですが、この中洞聖堂は深い歴史のある特別な聖堂なんです。
1937年に建てられた中洞聖堂は、公州で一番古い聖堂で、公州及び周辺の忠清南道地域にキリスト教を広める役割を担ったそうです。聖堂の周りは丘の斜面沿いに昔ながらの住宅街が広がり、静かで、それでいて寂れてはいない落ち着いた雰囲気の街歩きを楽しむことができます。
そんな静かな昔懐かしい街に、突然西洋式の立派な聖堂が現れるのが、なんだか不思議で、公州の街の多彩な魅力を知ることができました。
上でご紹介した公州山城市場やこの中洞聖堂を含め、公州の街は歩いているだけで癒されるような地方都市の温かい雰囲気に包まれていました。週末でも観光客がそこまで多くなく、そこで生活しているような気持ちになれる街の雰囲気。道路も綺麗で、リラックスして歩けるコンパクトな都市。
ソウルから遠くない場所で韓国の地方都市を感じたい人にはこの上ない旅行先だと思いました!
聖堂の隣にはオシャレすぎるカフェも!
国立公州博物館で黄金に輝く国宝を鑑賞しよう!
更に余裕のある方は、これまで紹介した場所からは少し距離が離れてしまいますが、「国立公州博物館」にも足を運んでみるのをオススメします。公山城の説明で公州は昔、百済が都を置いたと書きました。その証拠に、この公州博物館のそばには「武寧王陵」という、百済の危機を立て直した武寧王という有名な王の陵墓があります。
博物館には武寧王の胸像がありました。
そして、ここ国立公州博物館はその武寧王陵から出土した副葬品などを展示している博物館です。副葬品にはなんと韓国の国宝も多く含まれていて、金のイアリングや冠飾りなどは本当に美しいです。考えてみてください。今から1500年以上前に埋められた副葬品が今も博物館に展示され、目の前で黄金の輝きを放っているんです。当時の百済のとてつもない技術力を感じられますね!
国宝の金の冠飾りが本物とは思えない程精巧で綺麗でした。
公州で新たな韓国観光の魅力を発見!
ここまで、公州の様々な観光スポットと共に魅力をご紹介してきました。最初に書いたように、ソウルの高速バスターミナルから1時間半と、そこまで遠くない距離で、ソウルでは感じられない地方都市の雰囲気を満喫することができます。
山の方には世界遺産の麻谷寺(マゴクサ)など、他にも見どころが満載の公州市。また一味違った韓国観光の魅力をぜひ公州で!!
夜に七色にライトアップする綿江橋(クムガンギョ)も圧巻でした。
*この記事は、日本のKOREA.net名誉記者団が書きました。彼らは、韓国に対して愛情を持って世界の人々に韓国の情報を発信しています。
hjkoh@korea.kr