[イ・ジヘ、イ・ギョンミ、チョウ・ジェヨン]
[映像 = パリ・オペラ座バレエ公式YouTubeチャンネル]
今年6月10日、「ロミオとジュリエット」でジュリエットを初めて演じたパク・セウンさんは、オーレリー・デュポン舞踊芸術監督の推挙により、アレクサンダー・ネーフ総監督からエトワールに任命された。彼女は、パリ・オペラ座バレエ団に所属しており、352年の歴史を誇るバレエ団でアジア出身のダンサーがエトワールになったのは今回が初めてである。
エトワールとは、フランス語で「星」を意味する。パリ・オペラ座でエトワールの座は最高位のダンサーを指している。韓国の芸術界では元フィギュアスケート選手のキム・ヨナ、ビルボードチャートで1位を記録したボーイズグループのBTSと肩を並べる位の成果だという。彼女をエトワールに任命したオーレリー・デュポン舞踊芸術監督は「彼女はいつも真面目で謙虚であり、バレエのテクニックや芸術性が優れた完璧なアーティストである」とコメントした。
7月22日、あるカフェでコリアネットのインタビューに応じたパクさんは「エトワールになったことについて最初は実感できなかったが、韓国でたくさんのお祝いをもらった時、初めて実感できた」と語った。
2011年に準団員としてパリ・オペラ座バレエ団に入団した時、エトワールの座は自分とは別世界のことだと思っていた。しかし、それから10年経った今、監督と同僚たちが実力を認めてくれたおかげで見事エトワールに任命された。パクさんは「エトワールになる資格がある」「この日がもっと早く来るべきであった」とよく言われたという。