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2021.12.22

「イカゲーム」を撮影中のファン・ドンヒョク監督=Netflix

「イカゲーム」を撮影中のファン・ドンヒョク監督=Netflix


[ソ・エヨン、イ・ギョンミ]
[映像=The Straits Times 公式YouTubeチャンネル]

Korea.netは22日、「2021年の韓国人」にNetflix配信中の韓国ドラマ「イカゲーム」のファン・ドンヒョク監督を選んだ。

Korea.netに掲載された記事の件数などを基にして選ばれた最終候補7人を対象に、Korea.net内で投票を行った結果である。

7人の最終候補には、「イカゲーム」の主演俳優イ・ジョンジェ、映画「ミナリ」で韓国人俳優としては初めてアカデミー賞助演女優賞を受賞したユン・ヨジョン、2020東京オリンピックでバレーボール女子韓国代表の主将を務めたキム・ヨンギョンなどが選ばれた。

ファン監督に投票した理由としては、「『イカゲーム』は作品性と興行性を両立させた良い作品」、「オンライン動画サービス(OTT)市場でこんな成績を達成した韓国ドラマは『イカゲーム』が初めて」、「今年最も注目されたドラマを作った人」などが挙げられた。


ファン監督は2007年、映画「マイファーザー」でデビューし、「トガニ 幼き瞳の告発」(2011)、「天命の城」(2017)などを演出し、完成度の高い作品で注目を受けた。「イカゲーム」は、ファン監督にとって初のOTT作品であり、ドラマである。

今年9月に公開され「イカゲーム」は、韓国ドラマとしては初めてNetflix人気作品ランキング首位を獲得し、47日連続1位という記録を達成した。


ファン監督は、米ブルームバーグ「今年の50人」、シンガポールのThe Straits Times「今年のアジア人」にも選ばれるなど、海外メディアからも注目を浴びている。

ブルームバーグは「イカゲーム」を「Netflix史上最も人気のあるテレビショー」と評価した。The Straits Timesは「ファン監督が作ったコンテンツは単なる映像を超えるもの。韓国文化の影響力を高めるきっかけになった」と称賛した。

「イカゲーム」の人気はまだ続いている。米映画賞の第79回ゴールデン・グローブ賞のテレビ部門で、ドラマシリーズの作品賞、主演男優賞、助演男優賞の候補に選ばれた。

xuaiy@korea.kr