「今年は成功する大韓民国をつくり、経済的躍進を遂げ、国と国民にとって活力あふれる飛躍の年にします」。パク・クネ(朴槿恵)大統領は6日、新年記者会見で就任 2年目の抱負をこう語った。

パク大統領は同日の記者会見で、経済回復の加速化や南北統一の基盤づくりに向けた南北関係の信頼構築、国民幸福と国の発展に向けた政策のあり方などについて具体的に説明した。特に、韓国経済の革新と再飛躍に向けた「経済革新３カ年計画」について紹介し、この計画によって「3年後の韓国経済の潜在成長率を4%水準に上昇させ、1人当たりの国民所得を3万ドル以上にしたい」と述べた。




パク大統領は、就任2年目にぜひ着手したいことは「経済革新3カ年計画」だとし、「この計画をうまく推進し、経済回復の突破口にしたい」と意欲をのぞかせた。

パク大統領は経済革新3カ年計画として、公共部門改革、創造経済によるダイナミックな革新経済造成、内需活性化による内需と輸出のバランスを提示した。創造経済については、「ベンチャー企業と中小企業、大手企業が政府と協力して“官民合同創造経済推進団”を発足する計画」とした。また、「気候変動への対応と環境問題もクリエーティブなアイディアさえあれば、新しい価値と市場を創出するチャンスにすることができる」とエネルギー環境分野の重要性を強調した。そのために、「温室効果ガスの削減といった技術開発を拡大し、環境とエネルギー問題の同時解決に向け、地域に合った再生可能エネルギーを活用して電気を生産・販売できる“エコエネルギータウン”を建築する」と述べた。

内需活性化については、「中小企業が積極的に投資を行って内需活性化に貢献できるよう支援したい」とし、保健・医療、教育、観光、金融、ソフトウェアの5大有望サービス産業を集中的に育成する計画だと述べた。パク大統領は、「中小企業と中堅企業の成長促進と競争力の強化に向け、きめ細かい支援を提供したい」とし、これらの企業に対する大手企業の海外市場進出に関する情報とネットワークの提供と金融支援策について説明した。

パク大統領は、「朝鮮半島統一時代の基盤づくりは、もう一つの中核課題」とし、南北統一時代の準備に向けた中核政策である北朝鮮の完全な核廃棄に向け、多様な解決策を模索したいと述べた。また、「北朝鮮が非核化に向けた誠意ある選択をするなら、南北朝鮮と国際社会は朝鮮半島の実質的な平和はもとより、北東アジアの共同繁栄に向けて意味のある行動をすることができる」とし、北朝鮮の完全な核放棄による朝鮮半島の平和構築、北朝鮮に対する人道支援の強化、南北統一のコンセンサス形成に向けた国際協力の強化を統一基盤づくりの具体策として挙げた。パク大統領は、特に「今年も北朝鮮住民に対する人道支援を強化し、民間交流を拡大したい。旧正月の離散家族再会の実現、DMZ世界平和公園の建設、ユーラシア鉄道の連結による朝鮮半島の信頼と平和構築などを南北関係回復に向けた具体策として提案したい」と述べた。また、「北東アジア平和協力構想、ユーラシア・イニシアティブを中心に、域内諸国すべてにプラスになるよう、朝鮮半島統一と周辺諸国の共同繁栄が好循環する方向へ向かうよう取り組んでいきたい」と述べた。

コリアネット　ユン・ソジョン記者
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