未来の統一された朝鮮半島を体験できる「朝鮮半島統一未来センター」がオープンした。
統一省は12日、南北交流イベントを支援し、南北間の民族同質性の回復を後押しする朝鮮半島統一未来センターを京幾道漣川郡にオープンさせた。
12日にオープンした京幾道漣川郡の「朝鮮半島統一未来センター」
2012年11月に着工し、1年10カ月の工事期間を経て、今年9月に竣工した同センターは、最大520人まで収容することができ、北朝鮮から流れてくる臨津江と漢灘江が合流する地点に建設された。
今後ここでは、統一された朝鮮半島の未来を体験し、南北統一の必要性を感じることのできる様々なプログラムが行われる。「KTX統一」号に乗って未来の朝鮮半島を旅したり、一般の写真を白頭山天池との合成写真にしたり、また、北朝鮮の地下資源採掘を体験したりすることができる。
「朝鮮半島統一未来センター」内の体験館に設置された「KTX統一」号は、乗客を仮想の統一された朝鮮半島に案内する
他にも、ここで統一関連の様々な展示会が開かれるほか、南北実務会談や離散家族再会事業を支援する。
「私たちの夢!ここから始まります」というテーマで12日に開かれたオープンセレモニーで、リュ・ギルチェ統一相は、「朝鮮半島統一未来センターの使命は、いかにして南北統一を果たすかを若者たちに考えさせることだ。南北統一が国家分断の非正常を正常に戻す道であることを認識させ、統一に向けて自ら何をすべきか、若者たちに悟らせる必要がある」と強調した。
12日に開かれた「朝鮮半島統一未来センター」のオープンセレモニーで、リュ統一相が挨拶している
また、「南北統一が希望であり祝福であるには、漸進的・段階的に実現される平和統一でなければならない。70年間、別々に暮らしてきた南北住民がひとつになるには、まず互いに理解し合い、共感する土台の上で統一が進められる必要がある」と述べた。
12日に京幾道漣川郡の朝鮮半島統一未来センターで開かれたオープンセレモニーで、リュ統一相(右から6人目)ら出席者が看板を序幕している
記事:コリアネット ソン・ジエ記者
写真提供:朝鮮半島統一未来センター
jiae5853@korea.kr