政策

2014.11.17

韓国政府の中核経済戦略「経済革新3カ年計画」を土台とした成長戦略が、G20加盟国の中で最も優れていると評価された。

国際通貨基金(IMF)と経済協力開発機構(OECD)は第9回G20サミットで加盟20カ国が提出した成長戦略を分析し、このような結果を発表した。16日、チェ・ギョンファン経済副首相兼企画財政相が伝えた。

分析結果によると、韓国政府が提出した成長戦略が計画通りに履行されれば、2018年の国内総生産(GDP)は約60兆ウォン(現趨勢比4.4%)増加すると見通した。現在の趨勢でいけば、韓国の2018年のGDPは1378兆ウォンに上る見通しだが、成長戦略をしっかり履行した場合、これより59兆ウォン多い1437兆ウォンになるというのだ。

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15일 호주 브리스번에서 열린 G20정상회의 세션1에 참석한 박근혜 대통령.

15日にオーストラリア・ブリスベンで開かれたG20サミットの第1セッションに出席したパク大統領


今回のG20加盟国成長戦略分析・評価は、G20の依頼を受けIMFとOECDが実施した。国際金融危機以来、「成長」が世界的な課題となったことを受け、G20としては2018年までの向こう5年間でG20全体のGDPを現在の趨勢よりも2%以上高めることを目標に、加盟諸国に投資、雇用、貿易、競争の4分野で全面的な構造改革の課題を発掘、提出するよう求めた。これを受け、各国は5月初旬に成長戦略の素案を提出したのに続き、加盟国間の相互評価とIMF及びOECDの中間評価を経て、先月初旬に最終案を取りまとめた。

今回のG20サミットに出席した各国首脳は、サミット宣言文に「加盟諸国は、成長戦略の公約履行に向けて責任を果たすこと」という文言を盛り込むことを承認し、スムーズな履行を約束した。

また、成長戦略履行の徹底に向け、△加盟国間の履行状況相互評価及び国際機関による履行点検報告書の作成 △GDP引き上げ効果の大きい政策に対する集中的評価 △ネガティブな波及効果の点検とそれを最小限にする対策の模索 △G20財務大臣会合及び通商・雇用大臣会合間の連携強化など、具体的な履行点検及び評価計画を取りまとめた。

コリアネット ウィ・テックァン記者、ユン・ソジョン記者
写真提供:大統領府
whan23@korea.kr