韓流が文化と観光の分野における新たな協力モデルとして多くの国から関心を集めた。
キム・ジョンドク(金鍾徳)文化体育観光大臣は、カンボジア・シエムリープ(Siem Reap)で開かれた第1回世界文化相会議で、「文化と観光の新たな協力モデル」の構築に向けた韓国の政策の成功事例を紹介し、大きな反響を得た。
キム大臣は、「韓国では、韓流に代表される文化産業の発展が外国人観光客1400万人誘致の基盤となり、流通・化粧品・家電・食品など様々な産業分野において莫大な波及効果を創出している」と述べ、韓流を文化と観光が相乗効果を生み出した代表的なモデルとして紹介した。
同会議は、国連世界観光機関(UNWTO)とユネスコの初めての共同主催により4日と5日の2日間開かれ、国連世界観光機関のタレブ・リファイ(Taleb Rifai)事務局長、カンボジアのフン・セン(Hun Sen)首相をはじめ、40カ国の文化観光省の長官・次官らが出席した。
金鍾徳文化体育観光大臣(中央)が4日、カンボジア・シエムリープで開かれた世界文化観光相会議及び「国際ステップ機構(International ST-EP Organization)署名式」で、国連世界観光機関のタレブ・リファイ事務局長(左から4番目)やカンボジアのフン・セン首相(右から4番目)をはじめとする出席者らと記念撮影をしている
金鍾徳文化体育観光大臣(中央)が第1回世界文化観光相会議で、「文化と観光の新たな協力モデル」の構築に向けた韓国の政策の成功事例を紹介している
そのあとキム大臣は、「国際ステップ機構(International ST-EP Organization)署名式」に出席した。この日、韓国が設立を主導してきたステップ(ST-EP:Sustainable Tourism-Eliminating Poverty)財団が国際機関に昇格し、カンボジア、エチオピア、パラグアイ、グアテマラ、ペルー、コロンビアが公式に加盟の意思を表明した。
ステップ財団は、持続可能な観光資源の開発と教育による貧困撲滅を目指して2004年に設立されたUNWTOの傘下機関で、観光発展支援事業や「小さな図書館」設立事業など多様な事業を推進してきた。国際ステップ機構は今後、韓国と国連が進める貧困撲滅プログラムであるミレニアム開発目標(MDG)と持続可能な開発目標(SDG)事業などにおける協力について議論する。
翌日、キム大臣は、シエムリープのケサラム(Kessaram)小学校で行われた「小さな図書館」の開館式に出席し、「今後、より多くの国と韓国の発展の経験を共有し、実質的な支援を惜しみなく行っていく」と述べた。
金鍾徳文化体育観光大臣(2列目中央)が5日、カンボジア・シエムリープのケサラム小学校で行われた「小さな図書館」の開館式で、国連世界観光機関のタレブ・リファイ事務局長やカンボジアのトン・コン(Thong Khon)文化・芸術相、ステップ財団のト・ヨンシム理事長、カンボジアの子どもたちと記念撮影をしている
金鍾徳文化体育観光大臣(2列目中央)が5日、カンボジア・シエムリープで行われた「小さな図書館」の開館式で、参加者と共にオープンを祝うテープカットをしている
金鍾徳文化体育観光大臣が5日、カンボジアのトン・コン文化・芸術相と「韓国・カンボジア観光交流拡大方策」について議論している
金鍾徳文化体育観光大臣が5日、文化体育観光省主催の「第1回世界文化観光相会議出席者招待昼食会」で歓迎の挨拶を述べている
コリアネット ユン・ソジョン記者
写真提供:文化体育観光省チョン・ソヒャン
arete@korea.kr