
江原道平昌で14日に実施された超大型森林火災鎮火合同試験訓練に動員されたヘリコプターが鎮火作業に当たっている
韓国の森林火災鎮火の先端技術を紹介する森林火災鎮火合同試験訓練が14日、「第6回国際原野火災会議」の現場で実施された。
最悪の「災害性大型森林火災」を想定した今回の訓練は、山林庁、国民安全処、国防省、警察庁が合同で実施し、ヘリコプター13機と民間航空機2機の計15機が投入された。
特に、機械化森林火災鎮火隊が動員されるなど、地上と空中を網羅する立体的な森林火災鎮火訓練が行われた。
訓練のハイライトは、火災による煙が立ち上るところに鎮火ヘリコプターを利用して水を投下する場面だった。現場にいたすべての参加者が山林庁の超大型ヘリコプターを含む、8機の編隊が森林火災を鎮圧する様子を見守った。地上でも約300人の鎮火隊員が投入され、鎮火に当たった。

超大型森林火災鎮火合同試験訓練で、参加者らが訓練の様子を見守っている
韓国は、今回の訓練で、森林火災発生場所通報端末、森林地理情報システム(Forest Geographic Information System、FGIS)などの情報通信技術を活用した鎮火戦略技術を披露した。森林地理情報システムとは、すべての森林の位置情報と属性情報を入力・管理・分析し、活用するコンピュータのハードウェア、ソフトウェア、関連資料、人的資源のことだ。
シン・ウォンソプ山林庁長は、「(今回の訓練で)韓国の森林火災鎮火方法を全世界の森林火災の関係者に生々しく披露することができた」としたうえで、災害の発生に備えた国家ヘリコプター統合指揮体系の実効性確保の重要性を強調した。
コリアネット ユン・ソジョン記者
写真提供:山林庁
arete@korea.kr

森林火災空中鎮火隊員が懸垂下降を実演している
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森林火災鎮火ヘリコプターが煙が立ち上る地点に水を投下している