
朴槿恵大統領とメキシコのエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領が4日、メキシコの大統領官邸で共同記者会見をした後、挨拶を交わしている
4日(現地時間)、朴槿恵(パク・クネ)大統領とメキシコのエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領が首脳会談を開催した。ペーニャ・ニエト大統領は北韓問題に関して、メキシコは安保理決議を忠実に履行し、対北圧迫措置に積極的に協力すると述べた。両首脳は、文化やスポーツ分野でも政策的に協力を拡大することに合意した。とくに、今回の首脳会談を契機に両国の文化的力量を産業発展へと繋ぐ「文化創造産業協力」を強化していくことにした。

朴槿恵大統領とメキシコのエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領が首脳会談を終えた後、共同記者会見を行っている
両首脳は、韓・メキシコFTAの実務協議体を今年の第4四半期に開催することに合意した。また、経済協力関係の強化に向け経済分野のMOU(了解覚書)29件をはじめ、全部で34件のMOUを締結した。今回の首脳会談を契機に、170億ドルにおよぶエネルギー分野・交通・水資源などメキシコのインフラ事業に韓国企業が参加できる道が開けた。他にも、保健医療・エネルギー新産業など高付加価値産業、文化・スポーツ交流増進など実質的な協力の範囲を拡大していくことにした。
朴大統領は、両首脳が協力分野を多様化させながら、とくに創造経済に基づく高付加価値産業でウィンウィンできる方策を推進することにしたと明らかにした。
コリアネット ウィ・テックァン記者
写真:聯合ニュース
翻訳:イ・ジンヒョン
whan23@korea.kr

4日、朴槿恵大統領とメキシコのエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領がメキシコシティーの大統領官邸で儀仗隊を閲兵している