韓国の海外緊急救助隊救助チームが国連の国連国際捜索救助諮問グループ(INSARAG)が実施した認定評価で最上級の「Heavy」認定を受けた。今月18日、INSARAGが海外緊急救助隊救助チームにパッチを授与している
韓国の海外緊急救助隊救助チーム(以下、KDRT)が国連評価で最上級の格付け認定を受けた。
外交部と国民安全処は18日、韓国の海外緊急救助隊が国連の国連国際捜索救助諮問グループ(以下、INSARAG)が主管する認定評価で最上級の「Heavy」認定を受けたと発表した。
韓国の海外緊急救助隊は2011年に初めて最上級格付け認定を受けたが、今回の認定で最上級格付けを維持できることになった。海外緊急救助隊は海外で大規模な災害が発生した場合、災難救助など被害国を支援するために派遣される団体で、外交部と国民安全処・保健福祉部・中央119救助本部・韓国国際協力団・国立中央医療院・韓国国際保険医療財団などで構成される。
韓国の海外緊急救助隊救助チームが17日、京畿道・南楊州市の119救助本部特殊救助隊の訓練現場で実施された国連INSARAGの評価で車両切断による人命救助(上)と災難現場での人命探索作業を行っている
国連のINSARAGは国際災難時、被害の最小化に向けた相互協力の役割を果たす団体で、現在91カ国が加盟している。世界の災難現場で活動する各国の国際救助隊を力量ごとにそれぞれ「Heavy, Medium, Light」の3クラスに分け、5年ごとに評価・認定している。最上級の「Heavy」認定を受けた救助隊は海外の災害現場で人命救助最優先エリアへの優先アクセス権をもつ。
今回の認定評価は国連INSARAGの評価員6人が14日から18日までの日程で韓国を訪れ、京畿道(キョンギド)・南楊州市(ナムヤンジュし)の119救助本部特殊救助隊の訓練現場で行われた。評価団は海外緊急救助隊の組織・育成・出動・活動・管理能力など15部門の60項目で分けて評価した。全項目で基準を上回ることができなければ、最上級の格付け認定を受けることができない。
最上級格付けの認定を受けるには、災害国のサポートを受けず、自給自足で10日間2カ所の災害現場で同時に作業ができる力量が求められる。現在29カ国、計32の国際救助隊が最上級格付けを保有している。
韓国は1997年のカンボジア旅客機墜落現場から昨年のネパール地震に至るまで、計15回に渡って海外の災害発生時に救助隊を派遣し、国際社会の緊急救助活動に積極的に取り組んできた。
政府関係者は「最上級格付けの再認定を契機に海外緊急救助隊救助チームは今後、地球村の災害現場で人道主義の精神を実践し、さらに国際社会に貢献できるはず」と述べた。
国連INSARAGの評価団が15日、京畿道・南楊州市の119救助本部特殊救助隊訓練現場で物流倉庫を点検している
18日、海外緊急救助隊の救助チームと関係者らが国連INSARAGの最上級格付けの認定書授与式で記念撮影を行っている
コリアネット ユン・ソジョン記者
写真:国民安全処
翻訳:イ・スミン
arete@korea.kr