政策

2017.11.10

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共同記者会見を行っている文在寅大統領(左)とインドネシアのジョコ・ウィドド大統領=9日、インドネシア・ボゴール大統領宮殿



[イ・ハナ、キム・ウニョン]
[写真=聯合ニュース]

文在寅(ムン・ジェイン)大統領とインドネシアのジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領は9日、ボゴール(ジャカルタ近郊)の大統領宮殿で初の首脳会談を行い、両国関係を「戦略的パートナー関係」」から「特別戦略的パートナー関係」に格上げすることで合意した。

両首脳は、特別戦略的パートナー関係の構築や共同繁栄のための実質協力の拡大、人的交流の促進、地域・グローバルでの協力強化の4分野で構成された「韓国・インドネシアの共同ビジョン声明」を採択した。

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首脳会談を行っている文在寅大統領とインドネシアのジョコ・ウィドド大統領=9日、インドネシア・ボゴール大統領宮殿



また、「外交・国防閣僚会議(2プラス2)」などの新協議体の設置を模索する一方、共同事業の戦闘機開発や防衛産業分野で両国が持続的に協力することで一致した。

両首脳は2022年まで、両国の貿易額を300億ドル(約3兆4000億円)規模に増やすため、協力することにした。
「人中心経済」や「包括的成長」に注力している両首脳は、水管理・交通・住宅などと関連するインフラ分野での協力を強化・拡大していくことで一致した。

続いて、韓国で開催される「2018平昌冬季オリンピック·パラリンピック」とインドネシアで開催される「2018アジア競技大会」の成功に向け、人的交流を促進することにした。

北韓問題では、核実験や相次ぐ弾道ミサイルの発射に深刻な懸念を表明すると共に、今後からも平和的な方法であらゆる外交的手段を活用し、北韓を非核化の道へ導くよう両国が緊密に協力することにした。

eykim86@korea.kr