陸軍准将に三精剣を授与している文在寅大統領=11日、青瓦台
[ユン・ソジョン、キム・ウニョン]
[写真=青瓦台フェイスブック]
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は11日、青瓦台(大統領府)で陸軍・空軍・海軍の将軍進級者56人に三精剣を授与した。
韓国大統領としては初めて将軍進級者に三精剣を授与した文大統領は「『三精剣』は朝鮮時代、製造された『四寅剣』に倣ったものなので意味深い」とし、「三精剣を授与する儀式は、厳粛で誇らしい伝統」と話した。
「四寅剣は寅年、寅月、寅日、寅の刻に作った剣で、邪気を払い国を守るとの意味」と強調した文大統領は、将軍進級者に「我々の安保を守らなければならない厳重な任務をが与えられた。国民から信頼される軍になってほしい」と呼びかけた。
将軍進級者に授与された三精剣=11日、青瓦台
三精剣は1983年に刀として製造され、「三精刀」と呼ばれていた。1987年から将軍進級者に授与されてきた。
2007年、西洋刀に似ているとの理由で廬武鉉(ノ・ムヒョン)大統領時代に「剣」に変わり、現在に至る。
今年の三精剣には、文大統領の署名と朝鮮時代の武将である李舜臣 (イ・スンシン、1545-1598)の語録「必死即生必生即死」が刻まれている。
将軍進級者に敬礼を行っている文在寅大統領=11日、青瓦台
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