昨年7月にドイツ・ハンブルクで行われた首脳会談で意見を交わした文在寅大統領(左)とトルドー首相=青瓦台
[ユン・ソジョン、キム・ウニョン]
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日、カナダのジャスティン・トルドー首相と電話会談を持ち、保護貿易主義への対応と韓半島問題について意見交換した。青瓦台(大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が伝えた。
両国の首脳は、保護貿易主義の広がりに懸念を示し、自由貿易中心の国際通商秩序を強調した。トルドー首相は、米国による鉄鋼とアルミニウムの輸入品への関税方針を今年の6月に開かれる主要7カ国(G7)で取り扱うことにした。これに対して文大統領は、自由貿易の核心価値を守ろうとするカナダの努力を評価し、韓国もこれに加わる意思があると表明した。
また韓半島問題について、訪北特使団など最近の韓半島情勢に肯定的な変化が起きていると説明し、北韓の核問題の平和的解決のためにカナダが建設的な役割をし続けるよう求めた。
トルドー首相は「南北首脳会談だけでなく北米首脳会談まで続く成果をもたらしたのは、文大統領のリーダーシップのおかげだ」とし、「カナダは北韓の核問題を平和的に解決しようとする韓国の努力を喜んで支援する」と応じた。
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