政策

2018.05.14

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北朝鮮分析サイト38ノースが3月、人工衛星写真を基にした咸鏡北道の豊渓里の核実験場を公開した=聯合ニュース



[ソン・ジェ、キム・ウニョン]

北朝鮮は12日、咸鏡北道(ハムギョンプクド)の豊渓里(プンゲリ)の核実験場を23日から25日の間に廃棄すると発表した。

北朝鮮は、同日の外務省の公報で「実験場の全ての坑道を爆破する方法で崩落させ、入り口を完全に閉鎖した後、地上の全ての観測設備、研究所、警備区分隊の建物を撤去する方式で順次進められる」と説明した。警備員と研究員を撤収させ、実験場周辺を完全に閉鎖する方針も示した。  

また、核実験場の廃棄手続きの透明性を示すため、国内外の報道陣にも公開するとした。北朝鮮以外では韓国と米国、中国、ロシア、英国の計5カ国の記者に限定する。

北朝鮮が核実験場の廃棄すると発表したことに、青瓦台(大統領府)は歓迎する意向を表明した。青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は13日の論評で「(北朝鮮の決定は)南北首脳会談で話した約束を守り、言葉だけでなく行動で見せるとの意志の表現だと見られる」とし、「米朝首脳会談に先立ち、両国首脳の信頼が深まることを期待する」と明らかにした。

続いて「核実験場の坑道を爆破するダイナマイトの音が、核のない朝鮮半島に向けたプロセスの最初の祝砲になるよう願う」と付け加えた。

米国のドナルド・トランプ大統領尾も12日、自分のツイッターに「北朝鮮が核実験場を廃棄するという発表をした。ありがとう、とても賢く丁寧な姿勢だ」と投稿し、北朝鮮側の対応を歓迎した。

jiae5853@korea.kr