米朝首脳会談プレスセンターでの海外報道陣=12日、シンガポール、聯合ニュース
[ハム・ヒウン、キム・ウニョン]
海外の主要メディアは12日、シンガポールで開かれた米朝首脳会談について「歴史的な米朝首脳」「史上初めての出会い」「長い間待ち焦がれた会談」と報じた。
米国のメディアは、韓半島の完全な非核化や両首脳の合意について肯定的に評価する一方で、合意文書には、(北朝鮮の核問題を巡る)具体性が欠けていると報じた。
ウォール・ストリート・ジャーナルは「合意文書には具体性が欠けているが、敵対状況を事前に防止する効果があると見られる」と伝えた。
中国と日本の主要メディアは、韓半島平和に期待感を示した。
中国のCCTVによると、王毅国務委員(副首相級)兼外相は12日、「両首脳が平等に対話し、新しい歴史を作った」とし、米朝首脳会談について「中国は歓迎、支持する」と高く評価した。また、「中国がずっと努力し続けてきた目標だ」と強調した。
NHK放送は、米朝首脳会談を生中継した。毎日新聞は、米朝首脳会談について市民の意見を聞いた。産経新聞は、自民党の二階俊博幹事長の言葉を引用して「(米朝両国が)対話できる状況は国民にとって心の安らぎを覚える。こういう状況をずっと続けていけるよう、関係国が努力すべきだ」と強調した。
「トランプと金正恩、北朝鮮の非核化について合意」と題した記事を掲載したフランス紙「ル・フィガロ」=ル・フィガロ
欧州の主要メディアも、米朝首脳会談に注目した。
英国のロイター通信は「この会談は両首脳には、記念すべき瞬間」と報じた。ドイツのドイチェ・ヴェレは「友情の会談」と題した記事で「両首脳は、シンガポール会談(米朝首脳会談)を通じて、突破口を切り開いた」と評した。
スペインのエル・パイスとエフェ通信も米朝首脳会談について「世界に見せる重大な変化」と好評した。
hehahm@korea.kr