政策

2019.08.07

6月にソウルで講演する鳩山由紀夫元首相=聨合ニュース

6月にソウルで講演する鳩山由紀夫元首相=聨合ニュース



[イ・ハナ、イ・ギョンミ]

鳩山由紀夫元首相が日本政府に対し、輸出手続き簡略化の優遇措置である「ホワイト国」からの韓国の除外を撤回するよう呼びかけた。

鳩山氏は5日、ソウルで開かれた「ワンアジア・コンベンション・ソウル2019」に出席した後、記者団に対し、「日本の経済制裁は誤った措置」とし、「速やかに解除すべき」という立場を示した。また、「ホワイト国除外の決定は間違っていると考える日本人も多いということを忘れないでほしい」と述べた。

特に、強制徴用被害者の個人の請求権は1965年の韓日請求権協定で解決したという日本側の主張について、「1991年、当時の柳井俊二外務省条約局長は個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたというものではないと答弁した」とし、「謝罪というものは、傷ついた方々が許してくれるまで続けなければならないもの」と強調した。

2009年9月から2010年6月まで首相を務めた鳩山氏は、在任期間中、日本の植民地支配について謝罪し、退任した後は、ソウル西大門刑務所を訪問し、ひざまずいて謝罪したこともある。

hlee10@korea.kr