政策

2019.10.07

北朝鮮の金明吉・首席代表=7日、中国・北京、聨合ニュース

北朝鮮の金明吉・首席代表=7日、中国・北京、聨合ニュース



[ソン・バルグン、キム・ウニョン]

北朝鮮の非核化をめぐる米朝実務協議が5日(現地時間)、スウェーデンのストックホルムで開かれた。会議で米朝間に意見のすれ違いがあった。ベトナムのハノイで開かれた米朝首脳会談から約7カ月ぶりの対面。

5日の協議後、北朝鮮の金明吉(キム・ミョンギル)首席代表は記者団に「協議は期待に沿えず、決裂した」とし、声明を発表した。

金首席代表は、協議が決裂した理由について「米国は柔軟なアプローチと新しい方法による解決策を示唆し、期待感を膨らませていたが、手ぶらで出てきた」とし、米国に対して「年末までに熟考するように呼びかけた」と明らかにした。

米国務部のモーガン・オルタガス報道官は、声明を出し「米国は創造的なアイデアを提案し、北朝鮮のカウンターパートと良い議論をした」と反論した。

また、米国は2週間以内に実務会議を再開するというスウェーデン側の提案に同意し、北朝鮮にも受け入れるよう提案した。

一方、金首席代表は7日、帰国の途中に寄った北京の空港で報道陣の取材に応じ、協議を継続するかについて「米国次第だ」と語った。

brightsong@korea.kr