ブルネイのハサナル・ボルキア国王と握手を交わす文在寅大統領(右)=24日、青瓦台
[カン・ガヒ、キム・ウニョン]
[写真=青瓦台]
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は24日、青瓦台(大統領府)でブルネイのハサナル・ボルキア国王と首脳会談を行い、エネルギー・先端産業などの分野での協力強化や韓半島における平和協力について協議した。ブルネイのボルキア国王は25日から26日までの2日間、釜山(プサン)で開かれる「韓・ASEAN特別首脳会議」を契機に来韓。
文大統領は、ブルネイについて「豊富な資源を有する国」とし、同国の政策である「ブルネイ・ビジョン2035」と韓国政府の「新南方政策(韓国と東南アジアとの連携強化)」が相互補完的に協力すれば、共同繁栄できると強調した。
これに対し、ボルキア国王は、韓国について「東南アジア地域においてとても重要で価値のあるパートナー」とし、「両国の政策が相乗効果を生み出すよう努力していく」と語った。
文大統領は、両国の協力の事例としてリパス大橋とテンブロン大橋を挙げ、「多くの韓国企業がブルネイの建設プロジェクトに参加している」と述べた。また、情報通信技術(ICT)やスマートシティ、電子政府などの先端産業や国防・軍需産業における両国の協力を強調した。
文大統領は、韓半島における平和協力について、「韓国と北朝鮮を隔てる軍事境界線沿いの非武装地帯(DMZ)を国際平和地帯に変えることで、韓半島における完全な非核化と恒久的な平和定着を先導していく」とし、「平和と繁栄をリードする橋梁国家への発展を目指す」と語った。
これに対し、ボルキア国王は、韓国政府による韓半島の平和構築に向けた方針を積極的に支持すると述べた。
この日、両国はICT・スマートシティ・電子政府に関する3件の了解覚書を締結した。
文在寅大統領(左)と韓国軍の儀仗隊を査閲するブルネイのハサナル・ボルキア国王=24日、青瓦台
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