政策

2020.04.13

大韓民国臨時政府樹立101周年の記念式で記念辞を述べる文在寅大統領=11日、ソウル、聯合ニュース


[キム・ミンジ、キム・ウニョン]

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は11日、ソウルの西大門独立公園で開かれた大韓民国臨時政府樹立101周年の記念式・国立大韓民国臨時政府記念館の起工式に出席した。

同式のテーマは「新たな100年 希望をつくる」。臨時政府は、日本による植民地時代の1919年に起きた独立運動「3・1運動」の展開の中で、同年4月11日に組織され、1945年解放まで朝鮮の民族独立運動を推進した機関である。

文大統領は記念辞で、韓国精神の根について「臨時政府樹立から来るもの」と定義づけ、臨時政府の独立運動については、自主独立や自由、平等、和合、統合、人類愛という偉大な精神を残したと強調した。

また、記念館建設の理由について、臨時政府の精神を今日の歴史として身近に感じ、未来の世代に受け継いでいくためと説明した。同記念館は来年完工予定。

文大統領は、「3・1運動」の遺産と臨時政府の精神が今日に息づくようにし、未来の世代が新たな歴史の堂々とした主役になるよう独立運動の歴史を称え、知らせる事業を続ける方針を示した。

また、新型コロナウイルス感染症に対する韓国政府の対策について「いかなる危機にも我が国民の力で乗り越え、揺るがない国をつくる」とし、「独立運動家の精神と我々の役目を心に刻み、韓国だけでなく世界と協力し、解決していく」と述べた。

kimmj7725@korea.kr