4月の仁川国際空港の風景=聯合ニュース
韓国では、ビザなしで韓国に入国する外国人が、事前に電子渡航認証を受けるシステムの試験運用を3日から開始している。
法務部が先月29日に公開した資料によると、この「電子渡航認証システム」は、韓国に入国する手続きの迅速化などを図ろうと始まったもので、出発の24時間前までに専用のサイトやアプリ(英語と韓国語)を通じて個人情報などを登録し、承認を受ける制度である。
対象となるのは、ビザなしで韓国に入国できる112カ国。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、現時点では米国や英国などの21カ国に限られている。感染状況が安定すれば、ビザの免除措置が中断している日本も対象となる見通し。
1人につき、最大30人まで申請が可能。一度許可を受ければ2年間有効で、入国時の書類の作成も免除される。9月からは本格的な運用が開始される。
法務部の朴範界(パク・ポムゲ)長官は、韓国の出入国審査手続について「世界最高レベル」とし、「一層発展させる契機になった」とコメントした。
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