青瓦台の朴ギョン美報道官=22日、青瓦台、聯合ニュース
[ソ・エヨン、キム・ウニョン]
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が今月末にイタリアで開かれる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)や11月に英国で開催される国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に出席する。それに合わせ、28日から11月5日までイタリア・英国・ハンガリーを国賓として訪問する。
青瓦台(大統領府)の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が22日、文大統領の3カ国訪問の日程を発表した。
29日にはバチカン(ローマ法王庁)を訪問する。韓半島における平和増進や新型コロナ、気候変動、貧困・飢餓といった世界的な課題の解決についてローマ教皇フランシスコやパロリン国務長官とそれぞれ会談する。文大統領がバチカンを訪問するのは2018年以来、2回目となる。
30日と31日にはイタリアのローマで開かれるG20サミットに出席する。包容(包摂)的・持続可能な回復、再建に向けた国際協力について主要国の首脳らと議論する。
11月1日と2日には、英国のグラスゴーで開かれるCOP26に参加し、気候変動への対応に向け、温室効果ガス排出量の削減目標を達成する意思などを強調する。130カ国の首脳らが出席し、文大統領が基調演説を行う。
また、ハンガリーを訪問し、同国のアーデル大統領と首脳会談を行う。文大統領がハンガリーを訪問するのは2001年以来、20年ぶりのこと。
その後、ポーランド、チェコ、スロバキアを加えた東欧4カ国(V4)との首脳会議に参加し、ビジネス・フォーラムにも出席する。朴報道官は「電気自動車やバッテリーなど、未来の成長分野における協力がさらに拡大すると期待している」と語った。
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