政策

2022.03.04

ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行う文在寅大統領=3日、青瓦台、青瓦台フェイスブック

ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行う文在寅大統領=3日、青瓦台、青瓦台フェイスブック


[カン・ガヒ、イ・ギョンミ]

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3日、ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領と電話会談を行い、「ロシアによる軍事侵攻で犠牲となった人々や遺族に弔意を示し、侵略に立ち向かって戦う大統領やウクライナ国民の勇気と犠牲に敬意を表す」と述べた。 青瓦台(大統領府)の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が伝えた。

両首脳が電話会談を行ったのは2020年4月10日以来、約1年11カ月ぶり。

午後5時35分から約30分間行われた電話会談で文大統領は「韓国は戦争を経験したため、戦争の惨状をどの国よりもよく知っている。ウクライナ国民の悲しみと逆境に深く共感する」とし、「ウクライナがいち早く平和と安定を回復することを祈り、韓国も共に歩む」と伝えた。


これに対してゼレンスキー大統領はウクライナの状況を説明し、ウクライナの危機克服や防御のための支援を韓国側に要請した。

文大統領は「韓国は、ウクライナの主権や領土が保存されるべきだと考え、対話を通じた平和的努力を支持する」と述べた。

また、ウクライナ国民や避難民のために1000万ドル(約11億5355億円)規模の人道支援を緊急提供すると決めたことなどに触れ、「迅速な支援で実質的な助けになることを期待する」と伝えた。

さらに「ウクライナ国民の団結と犠牲により、今の危機をうまく乗り越えられると信じている。韓国と国際社会がウクライナの味方であるという事実を忘れず、勇気を出してほしい」と述べた。

その上で「固い支持を表明し、韓国国民の応援の気持ちを伝える」と述べ、ゼレンスキー大統領は「勇気づけられる言葉に感謝する。ウクライナ国民にとっても力になる」と答えた。

kgh89@korea.kr