マスク姿で通りを歩く人々=13日、ソウル、聯合ニュース
[ソ・エヨン、キム・ウニョン]
金富謙(キム・ブギョム)国務総理は15日、中央災難(災害)安全対策本部の会議を開き、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け、2020年3月から取ってきた行動制限(社会的距離の確保)を解除するという方針を打ち出した。新型コロナの感染状況が落ち着き、医療提供体制が安定化していると判断し、同措置を決めたという。
18日から、飲食店の利用を午前0時まで、最大10人までとしてきた制限を解除する。最大299人に制限してきた集会や、収容定員の70%まで認めていた宗教施設の人数制限も解除する。25日からは映画館や劇場、屋内スポーツ施設での飲食も認める。
ただ、マスクの着用義務は継続する。金国務総理は「室内での着用は当分の間、維持するが、屋外での着用は2週間後に状況を見て決める」とコメントした。
韓国政府は、新型コロナを危険性が極めて高い感染症「1類感染症」から「2類感染症」(SARSやMERSなど)に位置付けた。金国務総理は、感染者の対応について「自主隔離が義務ではなく、勧告になる」とコメントした。また、韓国国民に対して、日常生活への回復に向け、ワクチン接種や換気などをよびかけた。
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