韓国旅行を楽しむ外国人観光客らの様子=Korea.net DB
[キム・ウニョン]
法務部は19日、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で中断していた外国人観光客のビザの発給を6月から再開すると発表した。
同部は、2020年4月から新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念されるとして観光などを目的としたビザの発給を中断し、貿易や人道目的などの訪問客に限ってビザを発給していた。
同措置の対象となるのは、一般国家(Level 1)に分類される国・地域からの外国人。「短期滞在(C-3)」の資格で、90日までの滞在が認められる。専門人材や団体観光客、また治療のために訪韓する外国人を対象にオンラインでビザが発給できる「電子ビザ(Eビザ)」も有効になる。
2020年4月5日以前に発給されたビザで、有効期間が過ぎていなければ、別の措置がなくても使用可能。防疫当局が注意国家(Level 2)として分類した国からの外国人の場合は、必須目的の訪問客に限り、ビザの発給が可能となる。5月現在、注意国家に指定された国・地域はない。
同部は、「海外からの人材確保や雇用創出、観光産業の復活に期待を寄せている」とし、「今回の措置は、感染状況によって変わる可能性もある」とコメントした。
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