政策

2022.10.18

晩さん会に出席した尹錫悦大統領(右から2番目)と関係者ら=17日、ソウル

晩さん会に出席した尹錫悦大統領(右から2番目)と関係者ら=17日、ソウル


[カン・ガヒ]
[写真=第20代大統領室]

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は17日、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長など、国際スポーツ界の関係者らをソウル・龍山(ヨンサン)の大統領室に招待し、晩さん会を開いた。

この日の晩さん会には、各国オリンピック委員会連合(ANOC)のロビン・ミッチェル会長代行、于再清ANOC副会長、潘基文(パン・ギムン)IOC倫理委員長、朴普均 (パク・ポギュン)文化体育観光部長官などが出席した。バッハ氏らは、18~21日のANOC第26回総会に出席するため訪韓した。

大統領室によると、尹大統領は「2024年1月に江原道(カンウォンド)の平昌(ピョンチャン)と江陵(カンヌン)で開催される冬季ユース五輪が、世界の青少年にとって五輪の価値を経験してもらえる特別な機会になるよう、IOCとANOCの関心と協力を要請する」と述べた。

その上で「IOCは気候変動に対する人類の共同対応を重視する国際機関であるだけに、冬季ユース五輪に出場する世界の青少年たちがカーボンニュートラルの重要性を体験し、実践できるよう企画してほしい」と述べた。

これに対しバッハ氏は「江原冬季ユース五輪は、カーボンニュートラルを実践する大会になると期待している」とし、「選手らにカーボンニュートラルに関して事前教育を実施し、認識改善を目指すプログラムも運営する」と語った。

握手を交わす尹錫悦大統領(右)とバッハ氏=17日、ソウル

握手を交わす尹錫悦大統領(右)とバッハ氏=17日、ソウル


韓国のソウル大学は18日、スポーツを通じて平和でさらに暮らしやすい世の中を作ることに貢献したバッハ氏に、スポーツマネージメント名誉博士号を授与すると発表した。

五輪フェンシング金メダリストであるバッハ氏は、法律家出身で、2013年からIOC委員長を務めている。2018年の平昌冬季五輪が行われた当時、紛争地域に対する国連レベルの「五輪休戦決議」を導き、アイスホッケー女子の南国合同チームが構成されることに決定的な役割を果たしたと評価される。

kgh89@korea.kr