青瓦台の迎賓館で開催された新年のあいさつ会に出席した尹錫悦大統領夫妻=2日、ソウル、聯合ニュース
[ユ・ヨンギョン]
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は2日、青瓦台(旧大統領府)・迎賓館で、国の要人らを招き、新年のあいさつ会を開催した。
尹大統領は「民生懸案の解決を最優先とし、韓国経済の成長と発展を妨げる弊害を迅速になくし、正常化に向け速度を上げる」とし、「労働・教育・年金を改革することは大変だが、かならず進めていかなければならない」と述べた。
その上で、「既得権の抵抗に簡単に屈すると、我々の持続可能な繁栄も難しくなる」とし、「危機というものは、挑戦する意志と革新の力量があれば、繁栄と跳躍をもたらすチャンスになるということを、世界史から学んだ。力を合わせてほしい」と述べた。
1日には新年の辞を発表し、「韓国の未来と未来世代の運命がかかっている労働、教育、年金の3大改革をこれ以上先送りできない」と強調した。
新年の辞を発表する尹錫悦大統領=1日、ソウル、大韓民国大統領室
尹大統領は「まず、労働改革を通じ、経済成長をけん引していかなければならない」とし、「労働市場の二重構造を改善しなければならない」とした。また、「労使法治主義は、不要な争議と対立を予防し、労働の真の価値を尊重できる道」と述べた。
教育改革に関しては「韓国の競争力に直結する高等教育に関する権限を、思い切って地域に渡し、その地域の産業と連携できるよう支援する」とした。その上で「教育の改革なしには地域間の均衡発展を成し遂げることは難しい」とし、「未来世代が望む教育が受けられるよう教育過程を多様化し、誰もが公平な機会を得られるようにする」と述べた。
尹大統領は、年金改革の重要性に触れ「年金財政に関する科学的な調査・研究、国民意見のまとめや公論化を速やかに推進し、国会に改革案を提出する」と述べた。
尹大統領は「国民の皆様が与えてくれた使命をいつも忘れず、偉大な国民の皆さんと一緒に新しい跳躍を必ず成し遂げる」と強調した。
dusrud21@korea.kr