[ソ・エヨン]
[写真＝大韓民国大統領室 カン・ミンソク]

韓国と英国が国交正常化１４０周年を迎え、韓英関係を「グローバル戦略的パートナー関係」に格上げするとし、両国の協力方案を枠組みとした「ダウニング街合意」を採択した。

尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領と英国のリシ・スナク首相は、２２日（現地時間）に首脳会談を開き、両国間の実質協力案、地域情勢およびグローバル・イシューなどについて幅広い協議を行った。特に「ダウニング街合意」の履行に向け、安保・経済・持続可能な未来の３つの分野を指定し、両国の新しい協力を推進することに合意した。

両国のトップは安保分野において、「両国間の外交・国防２＋２閣僚級会議体を設置することで合意したことを歓迎する」とし、「急変する国際情勢の中でより緊密に疎通し、両国間の外交・安保協力はもちろん、全世界の平和と安定に共に貢献できることを期待する」と述べた。

さらに「今回の国賓訪問を機に、『戦略的サイバー・パートナーシップ』の締結を通じて、自由で開放的かつ安全なサイバー空間を造成するための協力を拡大する」として、「防衛産業共同輸出了解覚書（ＭＯＵ）を通じて両国間の防衛産業競争力を強化し、効果的な共同市場進出を実現するための協力を行う」と明らかにした。

経済分野は、科学技術と貿易・投資の協力にフォーカスが当てられた。

両国のトップは「両国間の『デジタル・パートナーシップ』締結および『デジタル政府協力ＭＯＵ』締結を通じて、６Ｇ・ＡＩ・デジタル規範などデジタル分野での協力を一層拡大するための基盤が整備された」とし「宇宙協力に関する覚書を土台に、宇宙探査・政策・産業などすべての分野で、両国が宇宙分野の核心パートナーになれる契機になれるだろう」と期待をのぞかせた。

持続可能な未来のために、尹大統領とスナク首相は、気候変動への対応やエネルギー転換に向けた協力に同意した。

無炭素エネルギー（Ｃａｒｂｏｎ　Ｆｒｅｅ　Ｅｎｅｒｇｙ）イニシアチブ、両国間のクリーン・エネルギー・パートナーシップ締結、グローバル・グリーン成長研究所（ＧＧＧＩ）への寄与などを通じて、世界の気候変動対応努力に協力することにした。また、今回締結された韓英戦略的開発パートナーシップを通じて、発展途上国の持続可能な発展目標（ＳＤＧｓ）の達成に向け両国が共に寄与することに合意した。


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