米シンクタンク戦略国際問題研究所（ＣＳＩＳ）が１２日（現地時間）、Ｇ７の強化策を盛り込んだ報告書で、Ｇ７を韓国とオーストラリアを含むＧ９に拡大すべきだと提言した。写真は、昨年開かれたＧ７首脳会議に参加した各国の首脳ら＝２０２３年５月、日本・広島、大統領室キム・ヨンウィ
[ユン・スンジン]
米国のシンクタンクである戦略国際問題研究所（ＣＳＩＳ）が、主要７カ国（Ｇ７）に韓国とオーストラリアを含め、Ｇ９に拡大すべきだと提言した。
ＣＳＩＳは１２日（現地時間）に発刊したＧ７改編勧告報告書で、「Ｇ７は韓国とオーストラリアを含み、会員国を拡大するべきだ」と提案した。
ＣＳＩＳは、韓国とオーストラリアが、Ｇ７が優先とする経済回復力・安保・食糧安保・デジタル競争力・持続可能な発展など９つの分野で、既存の加盟国と同等またはさらに優れていると評価した。
ＣＳＩＳは、韓国がウクライナに経済的支援や間接的な軍事支援を提供していると評価した。新技術の供給において、重要な役割を果たしていると判断したのだ。またオーストラリアについては、中国の経済的威圧に対抗しており、鉱物資源の供給と関連して重要な役割を果たしていると評価した。
報告書では、ヨーロッパの人口は減少し、インド太平洋の人口は増加しているので、Ｇ７の代表性が落ちている状況だと分析した。また、「韓国とオーストラリアを含めることで、Ｇ７が現在抱える代表性の問題も解決できる」と強調した。Ｇ７の参加国は、ヨーロッパ４カ国（ドイツ、英国、フランス、イタリア）とアジア１カ国（日本）で構成されている。
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