政策

2024.06.19

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韓国国際協力団は11日(現地時間)、エルサルバドルの首都サンサルバドルにある警察庁911センターで防犯カメラ統合管制センターの竣工式を行った。写真は、竣工式のテープカットを行う様子=韓国国際協力団

韓国国際協力団は11日(現地時間)、エルサルバドルの首都サンサルバドルにある警察庁911センターで防犯カメラ統合管制センターの竣工式を行った。写真は、竣工式のテープカットを行う様子=韓国国際協力団


[キム・ヘリン]

韓国国際協力団(KOICA)が、エルサルバドル共和国の警視庁に治安維持のための取り組みに協力し、防犯カメラ統合管制センターを構築した。

KOICAは11日(現地時間)、エルサルバドルの首都であるサンサルバドルにある警察庁911センターで、防犯カメラ統合管制センターの竣工式を行ったと17日、明らかにした。

統合管制センターは約423平方メートルの規模だ。26台のモニターで構成された「状況板システム」、58人の管制センター要員が使うパソコンやモニターなどの機器を備えている

エルサルバドル警察は、サンサルバドル広域圏内の22カ所に設置された車両ナンバーを認識できる56台のカメラを通してリアルタイムで状況を把握できるようになった。犯罪者の追跡や検挙、異常状況の感知などへの活用が期待される。

KOICAはエルサルバドル警察の犯罪予防・捜査能力の育成のために、2010年から15年間150億ウォン以上を投入し、3回にわたり治安・能力の強化に向けて事業を行ってきた。KOICAはこれまで、防犯・車両ナンバー認識カメラ192台の設置や人材の育成のみならず、防犯カメラシステムも定着させたと説明した。

エルサルバドルのマウリシオ・チカス警察庁長は、竣工式で「韓国はエルサルバドルの治安を改善するために、持続的に価値のある支援を行ってきた」とし、「韓国のモデルを適用し、治安の安定に向けて尽力する」と感謝の意を表した。

チュ・ウォンフン駐エルサルバドル大使は「韓国政府はKOICAを通じて、15年間公共治安分野における支援を行ってきた。より安全なエルサルバドルになることを願う」と述べた。

kimhyelin211@korea.kr