2025年のAPEC首脳会議の開催都市が慶州市に決まった後、記念撮影を行う関係者ら=27日、 慶尚北道・安東、慶州市
[ホン・アンジ]
慶尚北道・慶州(キョンジュ)が2025年に韓国で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催都市に決まった。
1993年から毎年開催されるAPEC首脳会議は、2005年に釜山で開催されて以来、20年ぶりに再び韓国で開催されることになった。
慶州市と慶尚北道は、APEC首脳会議の開催を、韓国の地位を高めると同時に、最も韓国的な都市とされる慶州の都市ブランドのイメージを向上させる契機にするため、準備に着手する。
市内の主な施設を改修し、APEC支援準備団を発足させるなど、分野別の準備に乗り出す。首脳らの食事、文化イベントなどのためのサービス施設を改善し、輸送・交通サービスインフラも拡大する。
慶州市と慶尚北道は、慶北研究院や慶北文化観光公社など、関係機関と協力し、MICE産業分野や外国人観光客の誘致など、国内外向けの広報マーケティングにも積極的に乗り出す予定。大邱(テグ)・慶北地域の経済界や企業も、APEC首脳会議の成功に向け、協力することにした。
1989年11月、オーストラリア・キャンベラで12カ国の閣僚会議で発足したAPEC。現在、韓国や米国、日本、中国、ロシアなど、アジア太平洋地域の21カ国・地域が加盟している。
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