政策

2024.08.08

▲ 조태열 외교부 장관(오른쪽)이 서울 종로구 외교부 청사에서 엔리케 마날로 필리핀 외교장관과 만나 악수하고 있다. 외교부

外交部庁舎で、フィリピンのエンリケ·マナロ外務大臣と握手するチョ・テヨル外交部長官(右)=ソウル・鍾路区、外交部


[パク・ヘリ]

韓国とフィリピンが、両国関係の年内格上げに向けて協力する。

7日、外交部によると、趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官がこの日午前、ソウル・鍾路(チョンノ)区の外交部庁舎で、フィリピンのエンリケ・マナロ外務大臣と会談を行い、このように合意した。

チョ・テヨル長官は「フィリピンは東南アジア諸国の中で、韓国と初めて国交を結んだ国であり、韓国戦争ではアジアで一番先に最大規模の兵力(7420人)を派兵した血盟だ」と強調し、「今年国交正常化75周年を迎え、今後も強固な絆と信頼を土台に、両国関係を一層強化していこう」と述べた。

両長官は、防衛産業、海洋、インフラ、農業、開発、エネルギーなど、未来に向けて拡大する両国関係を踏まえ、年内の格上げに向けて緊密に協力していくことで合意した。

海洋分野の協力において、両国のプラットフォームとなった「韓国・フィリピン海洋対話」の第3次会議を今年の11月に仁川(インチョン)で開催することで合意した。昨年9月に署名された韓国・フィリピン自由貿易協定(FTA)についても、両国の国民と企業が恩恵を享受できるように、早急な批准と発効に努める。

チョ・テヨル長官は、「米不足に悩むフィリピンのために、東南アジア諸国連合(ASEAN)+3(韓中日)が米の供与を行う。多目的ダムなどのインフラ構築や農業機械化などで、米の生産性を向上できるように支援を行う予定」と明らかにした。マナロ長官は、韓国の支援に感謝の意を表し、現在フィリピン内で推進中の韓国農機械産業団地の設立を積極的に支援すると述べた。

チョ・テヨル長官はスマート公共交通システムの構築、公共分野におけるデジタル化事業など、フィリピンに新規需要分野の支援を約束した。また、昨年フィリピンを訪問した外国人のうち、最多人数(145万人)である韓国の国民が、安全に旅行できるようフィリピン政府の格別な関心と支援を要請した。

両長官は、韓国・ASEAN対話関係の樹立35周年を迎え、「韓国・ASEAN包括的戦略パートナー関係(CSP)」の樹立と共に、来年慶州(キョンジュ)で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催に向けて緊密に協力することで合意した。

hrhr@korea.kr