韓国・チェコ首脳共同記者会見で発言する尹錫悦大統領(左)=19日(現地時間)、チェコ・プラハ、大韓民国大統領室フェイスブック
[キム・ヘリン]
チェコを公式訪問中の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が19日(現地時間)、ペトル・パヴェル大統領と原子力発電における協力など、両国の戦略的懸案について議論を行った。
さらに、韓国とチェコの「戦略的パートナー関係」の発展案を巡って意見を交わした。
金泰孝(キム·テヒョ)安保室1次長によると、尹大統領は会談で「ドコバニ原発事業は韓国とチェコが共に建設する原発だ。両国の経済成長に寄与する互恵的なプロジェクトにしたい。韓国が積極的に協力する」とし、両国の企業間の最終契約が円滑に行われるようにチェコ側の関心と協力を要請したという。
また金次長は、パベル大統領が「チェコも韓国のドコバニ原発事業に対しておおいに期待している。この事業が両国関係の発展につながるように、共に努力していきたい」と述べたことを伝えた。
尹大統領は韓国政府が「原発だけでなく、先端産業や科学技術、クリーンエネルギー、文化、教育、外交安保を網羅した主要戦略分野において、チェコと全面的な協力を図ることを希望する」と言及した。
パヴェル大統領は「韓国とは、特に交通インフラ、航空宇宙、バッテリー分野における協力をさらに強化したい」と答えた。
尹大統領は首脳会談直後に共同記者会見を開き、「契約が締結され施工が決まれば、設計や施工におけるすべての手続きをチェコと共に行う」とし、「新技術の開発だけでなく原発に関する専門家の育成においても協力する。それでこそ原子力同盟の構築につながることができるだろう」と話した。
この日、両首脳は、北朝鮮の核問題や露北軍事協力、ウクライナへの支援、北東アジア情勢など、グローバルイシューについても協議を行った。
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