韓国海苔のグローバル競争力を高めるために、海苔の国際標準名称を「GIM」にする方案を進める。写真はスーパーで海苔を選ぶ外国人観光客の様子=3月31日、ソウル、聯合ニュース
[テレシア・マーガレット]
韓国海苔のグローバル競争力を高めるために、海苔の国際標準名を「GIM」にする方案を進める。また、乾燥海苔は「等級制度」を導入する。
海洋水産部は、先月31日、「海苔産業における競争力の強化策」を発表した。
海洋水産部は、来年、韓国海苔の英語名称(GIM)や輸出規格などの標準化に関する提案書を、国際食品規格委員会(CODEX)に提出する計画だ。国際標準として認められれば、非関税障壁が緩和され、輸出の拡大につながると期待される。
「海苔」の等級制度も導入する。高品質の乾燥海苔を高級商品に活用するなど、海苔産業を拡大させる狙いだ。消費者の選択の幅が広がると期待される。目標は、2027年までに、海苔の輸出額10億ドル(約1兆3700億ウォン)の達成を目指す。
海洋水産部は海苔の需要と輸出の増加に伴って、生産量の拡大に向けて韓国から遠く離れた海域でも養殖できるのかを検討する。また、来年は陸上での養殖に関する技術の開発にも着手する。
このほか、高水温に強い品種を2026年までに開発し普及するなど、気候変動への対応に向けて、生産システムを構築する計画だ。
カン・ドヒョン海洋水産部長官は「海苔はおかずやキンパなどの材料として韓国人はもちろん、世界中の人々から愛されている」とし、「海苔産業における競争力の強化方案を通じて、海苔を手軽に食べられるようにし、グローバル市場での韓国海苔の地位を確立できるように最善を尽くす」と話した。
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