握手する尹大統領(右)とマレーシアのアンワル首相=25日、ソウル
[ソ・エヨン]
[写真=大韓民国大統領室]
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は25日、韓国を公式訪問中のマレーシアのアンワル首相と会談し、「韓国・マレーシア戦略的パートナー関係樹立に関する共同声明」を発表した。韓国とマレーシアは、来年で国交樹立65年を迎える。
尹大統領は「2022年に締結した韓国・マレーシア国防協力に関する了解覚書(MOU)を基板に、両国が国防・防衛産業分野で交流・協力を拡大していくことを希望する」とし、「昨年、韓国の軽攻撃機FA50の輸出に続き、今後も韓国企業がマレーシアの防衛産業事業に参加できるよう、関心を持ってほしい」と述べた。
アンワル首相は「マレーシアは韓国の頼もしい安保パートナー」とし、「これからも韓国と防衛産業や共同訓練分野で緊密に協力することを期待する」と応えた。
尹大統領とアンワル首相は、今年、自由貿易協定(FTA)締結交渉が再開したことを歓迎し、2025年までに妥結することを目標に交渉を加速させることで一致した。また、インフラ分野や重要鉱物の供給網に関する協力も拡大することにした。
首脳会談を行う尹大統領(左から3番目)、マレーシアのアンワル首相(右から3番目)=25日、ソウル
両首脳は、持続可能な発展を図るためには、炭素中立の達成やグリーン経済への転換が喫緊の課題であることに共感した。
尹大統領は「今回締結される『二酸化炭素改修・貯留(CCS)協力MOU』『パリ協定第6条協力MOU』を土台に、温室効果ガス削減に向けた協力に拍車をかけよう」と述べた。
アンワル首相は「韓国とマレーシアは、特にクリーン水素分野において最適なパートナーであるだけに、この分野で互恵的な協力を発展していくことを希望する」と話した。
両首脳は、来年開催されるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議の議長国を務める韓国と、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の議長国であるマレーシアが、両首脳会議で意味のある成果をあげるよう、緊密に協力することで一致した。
xuaiy@korea.kr