政策

2024.12.04

ソウル・龍山の大統領室で緊急談話を通じて、非常戒厳宣言の解除を発する尹錫悦大統領=4日、聯合ニュース

ソウル・龍山の大統領室で緊急談話を通じて、非常戒厳宣言の解除を発する尹錫悦大統領=4日、聯合ニュース


[ユ・ヨンギョン]

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が4日、国会の要求を受け入れ、非常戒厳宣言を解除した。

前日の夜10時25分頃、緊急対国民特別談話で「反国家勢力の清算」による非常戒厳が発表されてから6時間、国会が戒厳解除要求決議案を可決してから4時間ぶりのことだった。

尹大統領はこの日の午前4時27分頃、緊急談話を通じて「昨夜11時を期して国家の本質的機能をマヒさせ、自由民主主義の憲政秩序を崩壊させようとする反国家勢力に対抗するために、決然とした救国の意志で非常戒厳を宣布した」とし、「しかし国会による解除の要求があり、戒厳事務に投入された軍を撤収させた」と述べた。

ただ、尹大統領は非常戒厳を解除しながらも、野党の予算案強行処理と弾劾の要求を強く批判した。

合同参謀本部は、非常戒厳に投入された兵力が同日午前4時22分に撤収したと発表した。合同参謀本部は「現在まで北朝鮮に異常な動きは見られない」と付け加えた。

国会は午前1時頃、在席議員190人の全員賛成で「非常戒厳解除要求決議案」を可決した。

憲法第77条5項は、「国会が在籍議員過半数の賛成で戒厳解除を要求する場合、大統領は解除しなければならない」と規定している。

dusrud21@korea.kr